大工工事
前ページからの続きです。 既存の独立柱の一部が腐食していたので 補強して繋げた取り付き部分です。 基礎は連結して補助柱も抱かせて、 継ぎのボルト固定で補強したので、安全になりました。 窓枠の下場までの長さを利用して抱合せですが 今まで以上に安定…
前ページからの続きです。 構造材に面材を張り外部の進展は中間ほどの工程になります。 表のパラペットで方杖を組み込み一体化した部分。 この段階では外壁が、まだ囲まれていなので内部着手は、 しない事が多いですが、解体済みの廃材などを利用して 足場を…
前ページからの続きです。 筋違い材の取付と同時に柱材などを固定します。 最近はプレート金具をビスや釘止めが主流になり 下記に示すカスガイは稀です。 条件によっては、以下のようなカスガイ程度で良い場合も有ります。 昔は色々なカスガイが使われました…
前ページからの続きです。 小規模の増築では建て方の次は野地板まで終える屋根仕舞いが優先。 規模と関わり人数にもよりますが区切りとして、 できるだけ建て方、当日に終えたいのが理想。 屋根仕舞いが完了するまでは転びは正確に決めて仮筋交いで固定。 こ…
前ページからの続きです。 屋根下地の途中です。 このページでは貴重な失敗の素を自ら創り、 さらに増やす事になった経緯が残されています。 下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。 構造用合板がまだ普及していない頃の為、針葉樹タイプではあ…
前ページからの続きです。 既存の外壁モルタルを切断して屋根の取り付き納まりの着手中。 この辺りの作業は高所で危険なので 御客様は関わりして頂く事はできません。 安全な部分だけに限定して関わって頂き進めて行きます。 増築部分が片流れ勾配の屋根なの…
前ページからの続きです。 簡素な小屋組にした骨組での建方工程も、 ほぼ決まりかけの状態です。 この状態で転びを直して仮筋交いで固定するのが無難。 各所のボルト締め付けの後には垂直が自然に ほぼ決まってくれるのが理想です。 とくに柱に対して胴差し…
前ページからの続きです。 大工工事の中ではメインと言われる現場で建て方となります。 まずは土台敷きに着手。 土台の素材は米ツガの防腐処理材。 通称・・スケヤー?と呼ばれたかと思います。 この時は、安全なので御客様に関わって貰う事も可能な所。 小…
前ページからの続きです。 基礎の次は、大工工事として構造物に着手します。 この分野は現場の採寸・設計・墨付け・キザミ加工 ・・など基本段階がありますが何れかの機会に 触れてみたいと思いますので、ここではパスします。 キザミ加工が終えれば建て方の…
前ページからの続きです。 基礎工事は簡易仕様で生コンの打設へと進みます。 最近では天場塗りは時間差をつけて基礎用レベラー材などを使用し 当日の施工が主流になっています。 しかし、キソレベラーが固まりかけた頃に生コンが下に 沈下する場合が有り、後…
古い建物を解体して簡易な増改築をしたい場合の大まかな事例です。 施工面積の規模は10㎡以内で建築確認申請が不要な程度で進める規模です。 古くても、すでに有った建物を残しながら進める有効策があります。 基礎などは古い昔の基礎跡に被せたり補強しなが…
前ページからの続きです。 土間モルタル仕上も完了となり後はダメ仕舞いなど。 水が引いてから表面をコテ押えして完成。 季節と気温によって時間待ちのタイミングが必要。 下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。 時間待ちを利用して各部のダメ…
前ページからの続きです。 この現場も、そろそろラストに近付き、もうすぐ終わります。 間仕切りの内壁材は厚さ8㎜のケイカル板。 なるべく塗装は先行して下塗りをしておきます。 吸い込みが激しいのでシーラーを塗るか?または、 上塗りだけでも最低二回塗…
前ページからの続きです。 内部の間仕切りも不燃が必要なので軽量鉄骨の角パイプを骨組で取付。 そもそも木造なら簡単で予算も有利でしたが軽量鉄骨仕様になったのは 公共物になるので申請に関して不燃にすべき規定が有る為です。 しかし、この程度の仕様を…
前ページからの続きです。 内部に少し間仕切りが必要なのでスチール50角で仕口加工。 まだ懲りずに手作り仕口が続く。 角パイプはC型鋼よりは面倒かと思いましたが面の数は同じで 変わりません。 外壁は角リブ鉄板仕上げ。 下図は編集加工で斜め端がカット…
前ページからの続きです。 出入り口のアルミサッシ取付へと進みます。 裏と側面の二ヶ所は普通の土間用引き違いサッシです。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 表は二枚建ての片引き込み納まりで特殊なオリジナル仕様。 外壁用の横フレーム取付…
前ページからの続きです。 軸組の後は屋根の折板ルーフ葺き。 これで雨降りにも鋼材が錆びず安心。 外壁廻りの横付けフレームの寸法を確定して仕口造りの後に取付開始。 C型鋼の部材でタッピングビスの取付仕口の墨付け。 バカ穴は先にあけてから切断して曲…
前ページからの続きです。 軽量鉄骨構造の超簡易仕口で進めています。 一部、先行塗装が間に合わずとも予定日に組立開始。 ボルト接続では鋼管の空洞内にナットを入れ込み ボルトで捻じ込む接続仕口。 ナットを空洞に入れてネジの掛かりまでが面倒でしたが、…
前ページからの続きです。 いよいよ軸組の仕口作り。 カラー軽量鉄鋼材は錆び止め塗装済みなので手で触っても 油が付かず扱いやすい。 本来なら綺麗に切断して溶接などを含めてボルト接続が本筋ですが 簡易仕口を試す事にしました。 切断トイシで粗切りして…
前ページからの続きです。 基礎の生コン打設です。 天候が不安定を承知で粗打ちまでしか出来ないかも?の覚悟で 作業は開始。 道路際なのでミキサー車は横付けで、とてもやり易い条件です。 シューターの長さも十分届き、カート搬送は無しの直打ち込み。 生…
前ページからの続きです。 型枠は簡単な木製パネルと内側は外せないので埋め込み式になります。 窯業系の不燃、外壁サイディングの12㎜厚で不要の在庫物を使用。 外側だけ天場の高さを決めて型枠を組み 内側は土間コンクリートの厚みとして10cmほど下げて 入…
ゴミ置き場の目的で軽量鉄骨造の超簡易納まりで 増設する案件に関わる事になりました。 とにかく予算が限られており、まともな工法や公共物に相応しい 施工内容では予算に合いません。 それらを承知の上で関わります。 解り易く言えば町内会の皆が寄り集まり…
前ページからの続きです。 ついに仕上となり完了に至る事が出来て御引渡しとなりました。 元、和室だった位置から間仕切り壁と 出入り口が有った所もオープンに。 梁の欠損が有った天井の境も、なんとか納まりました。 和風の押入戸フスマもビニールクロスで…
前ページからの続きです。 和室側の骨組下地が、ほぼ完了なので 間仕切り壁、取残しの仮設は撤去。 問題の梁、欠損部分を抱合せ補強。 本当は背の高さが広い物で下端まで抱かせて補強したい所ですが 諸々の理由でこのサイズ。 台所側の天井高さに合わせて下…
前ページからの続きです。 解体後は、いよいよ大工工事に進展します。 まずは和室だった部屋の天井と内壁のボード下地を取り付け。 天井は38mm角の野プチ組だけの下地で 簡易型の石膏ボード用の骨組。 壁はドウブチや薄板を壁のチリ寸法に入り込むだけの厚…
前ページからの続きです。 御客様や関係者と綿密な説明と打合せや外注など各種発注手配も終えて、 いよいよ施工の着手となります。 解体を始めて、すぐに建物の構造が明らかになりました。 間仕切りは簡単なパネルですが大量生産の規格物か? 現場での造り付…
和室と台所の間仕切りを撤去して部屋を広くしたいとの御希望で 対処させて頂きました。 途中で、この建物の構造で重大な納まりに遭遇する事になります。 貴重な失敗の素発掘の展開となりますのでお楽しみに。 施工前は六畳間に押入れや床の間やタンス置き場…
廻り階段の手摺取付事例です。 過去の取付データーなので最近の接続金物が普及していない頃の 納まり参考例です。 廻り階段にタモの集成丸棒を取り付け。 要点はブラケット金物の取付位置と下地の有無。 そして変形継ぎ手の仕口納まりの工夫。 最近なら自在…
生コン打設から3~4日以降で十分な養生期間を待ってから型枠の解体となります。 余談ですが・・ 正式な生コン打設後の次の工程で大きな負荷を掛ける場合は 4週強度と言われる規定で約28ヶ日以降でないと 生コンの設計強度にはならないそうです。 一階の生…
前ページからの続きです。 型枠組の前に必要なのは既存コンクリート面と 下部のベース面の水洗い処置。 付着力を増すには埃や土が被っていたのでは モルタルが分離して接着強度が期待できません。 出来れば既存のコンクリートのハツリ面にはシーラ液などの …