住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

屋根・屋上関係

軒トイ修理(外れ戻しも境界接近は作業が困難)

二階の軒樋が強風で外れたので修理ですが 掛け戻す前の状態で状況調査の途中です。 軒樋の弱点は固定している針金が古くなると 切れたり外れて強風に、あおられると、このようにトイが外れます。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 外れた場合は…

雨洩り工事9-1(釉薬瓦のスガリ谷で納まり不良)

密集の旧市街地に有る釉薬瓦の屋根で雨洩り修理の事例です。 両端が隣地に挟まれた一階の屋根で釉薬瓦です。 色の呼び名は[青緑]・・通称セイロクです。 切り妻屋根で棟方向が違う為にスガリ谷の納まりになっています。 雨洩り付近の瓦を剥がして見ると納ま…

危険な高所軒先作業。(大型角トイと小波板の修理)

鉄骨スレート葺き倉庫の軒先修理事例です。 一般住宅とは納まりや大きさが異なる特殊な建物のメンテナンス。 屋根は大波スレートで軒先は曲がりタイプに角トイを直付けしています。 そのトイ受け金物が一部、錆びて脱落したり変形など 取替えが必要となりま…

軒トイ修理2(良くある集水器のゴミ詰り)

二階の軒先のトイ付近からボタボタと雨洩りがするとの事で 対応した事例です。 この案件は常に起こるトラブルの標準パターンです。 集水器の中か?その下に有る継ぎ手の中が詰り オーバーフローする現象がこの原因ではトップ。 又は下部の排水ツナギ付近の詰…

テラス屋根修理②(ポリカ波板張替え)

特寸サイズのアルミテラス波板屋根の修理事例です。 最近はポリカーボネートの平板納まりが多くなっていますが 波板系はアルミ下地と木製下地でまだまだ健在。 波板系の補修原因のトップは固定不良。 木下地なら古い笠釘の樹脂笠が劣化して 押え効果が無くな…

丸太組足場(絶滅危惧種の仮設工法)

過去には多用した外部の丸太の仮設足場組の事例です。 最近では、ほとんど使用しなくなった丸太足場組ですが 時々必要な場合があります。 建物全体でなくとも、ごく一部に仮設足場組が必要な時は 丸太でなくとも角材で組む時が有ります。 この現場では屋根の…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工06)

前ページからの続きです。 いよいよ工程も終盤となります。 寄せ棟付近の地瓦の切り合せは、こんな感じとなります。 欲を言えばこの時点で切り合せ部分にシリコンコーキングでも 付着させれば完璧かと思います。 波の形状が違う為の大きな穴が多いので コー…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工05)

前ページからの続きです。 愛知県産の信頼出来て普及価格になってきた 手ごろな釉薬瓦の葺き始めです。 防水下地も瓦桟木も、かなり良くなりました。 この状態で雨が降っても洩らないほどの防水性が必要です。 この下地のままでは耐久性が悪く格好が悪いので…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工04)

前ページからの続きです。 ルーフィング下地の敷き直しへと進みます。 普通のルーフィングでもなくゴムアスでもなく チャンピオンルーフの商品名で特殊な納まり材料です。 大きな特徴はゴツゴツした突起物が無数に有り少し硬い目の防水下地です。 普通の防水…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工03)

前ページからの続きです。 いよいよ解体へと進みます。 屋根の形状は雨洩りの原因に大きく絡む要素ともなります。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 この寄棟は平勾配が約四寸勾配と言われる40/100程度です。 しかし寄棟部分は隅勾配と言われ約…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工02)

前ページからの続きです。 何ヶ月か経過したのちに結果を確認しますと 雨洩りは解決していませんでした。(^_^;) 少しマシにはなっていますが完璧に納まったとは言えない程度の 湿りの跡が残りました。 そこで二次工事としては瓦桟木の強度不足と 漏れの原因…

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工01)

そんなに古くは無い和型スレート瓦での雨洩り処置です。 雨洩りの為、最初は臨時補修をしましたが解決しない為に 二次工事へと進展し全面葺き替えになりました。 まず最初の出だしは二階の屋根から漏れていまして 外観はこんな感じです。↓ 既存瓦は厚型スレ…

塀修理1(古い土塀の簡易補修04)

前ページからの続きです。 塀用の瓦は働き寸法など全体が小さく作られています。 そして、この現場の地瓦は一枚葺きが多いので重なり代の 切り欠きが無い形状ばかりが並びます。 よって不足瓦は建物、屋根用の地瓦とは形状は、かなりの違い。 大きさの違いは…

塀修理1(古い土塀の簡易補修03)

前ページからの続きです。 既存瓦の積み替えは簡単に補修します。 積み直しに際して一時的に撤去する屋根土は廃棄処分せずに 再利用します。 古い屋根土の塊部分はカナヅチで叩くと簡単に砕けるので 粉末に出来ます。 小規模の範囲で葺き替えなので多少の量…

塀修理1(古い土塀の簡易補修02)

前ページからの続きです。 土塀のモルタル外壁が剥がれかかっている上部の塀瓦は こんな状況です。↓ 瓦その物がとても古く耐久年数はとっくに過ぎています。 瓦自体が剥離、ひび割れを繰り返しそこへ雨水が浸透し 膨張、乾燥、収縮を繰り返し自滅して行きま…

塀修理1(古い土塀の簡易補修01)

かなり古い土塀の補修に関わった体験例です。 なぜ?大工が本職なのに、こんな事に手を出すのか? 自分でも解らない事が後では気付く事になります。 関わりの切っ掛けは土塀モルタル壁面の浮き剥がれの 対策から始まりました。 過去に左官屋さんが大規模補修…

二階小規模 増築1−7

前ページからの続きです。 最後にベランダのアルミルーフを取り付けます。 当時はポリカーボネート波板屋根材が半分以上の割合で 使用されていました。 樹脂の平板タイプはアクリルが価格的に安く ポリカの平板は高価で まだまだ売れ筋として 普及はされてい…

二階小規模 増築1−6

前ページからの続きです。 内装は、あまり変化はありません。 天井は下地をそのまま利用し増築部分を継ぎ足して 仕上材を全面張替しました。 突き付けタイプの吸音テックスで [ダイケンあじさい]の普及品だったと思います。 仮止め釘で接着し、後で抜けば…

二階小規模 増築1−5

前ページからの続きです。 次は内装よりも、やはり外部の雨仕舞い下地工事を 優先で進めます。 ベランダの跳ね出し床とパラペットはすべて木下地。 ベランダ床はカラー板金の平葺きで多少の勾配を付けます。 その上にアルミ根太材を転ばし取付で 既存の塩ビ…

二階小規模 増築1−4

前ページからの続きです。 増築は各、現場に応じた条件別の手順が重要かと思います。 増改築工事の基本は常に雨仕舞いと戸締りを常に優先します。 一日の内で、いつ雨が降っても既存室内などに雨洩りさせては、 すべての価値観を損なう大きな悪影響を与えま…

二階小規模 増築1−3

前ページからの続きです。 ベランダ付近の妄想が続きます。 ベランダは一階の部分が半間、出ている関係で床下地が 半分以上乗りますので軒先は跳ね出し納まりが容易です。 よって跳ね出しサイズを敷地と空間の形状に合わせて 斜めに変形させる事にしました。…

二階小規模増築1−2

前ページからの続きです。 妄想での設計プランの確認は、まだまだ続きます。 外壁は約91㎝ほど出っ張ります。 予算の関係で既存アルミサッシは、そのまま生かし取りして 再利用です。 外壁は12㎜合板を捨て張り下地にケイカル系の不燃材を ステン釘打ち張り…

二階小規模増築1−1

二階の簡易な増築事例です。 ほとんどの案件に言える事だと思いますが、内容のグレードや 予算、工期などもランク分けがあります。 主な分け方とすれば グレードの(上・中・下)で三種や 予算の(高・中・安)の三種 そして工期の(早・普通・お任せ)の三…

セメント瓦修理1(旧式の二本線平型03)

前ページからの続きです。 作業途中の区切りはブルーシートの雨除け養生はこんな感じにして 翌日に持ち越ししました。 当たり前の事ですが雨の養生シートを押える板の向きは屋根の流れ方向で止めるのが基本です。 横に押えたい時は、ありますが雨水を堰き止…

セメント瓦修理1(旧式の二本線平型02)

前ページからの続きです。 いよいよ屋根瓦葺き替え施工となります。 ここからは多能工・職の本領発揮です。 大工工事で下地を改善しながら同時に追って 既存瓦も葺き直し順次進める手順です。 この複合された関わり方のメリットは途中で引き継ぎの ブランク…

セメント瓦修理1(旧式の二本線平型01)

とても古い屋根瓦の雨洩り修理の事例です。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 平型スレート瓦ですが西日本の特定地方だけかも知れませんが 通称(二本線)と呼ばれる旧式の平形セメント瓦です。 この後が(三本線)と呼ばれる平形とS形スレー…

軒先改良工事1(越境の後退と納まり変更11)

前ページからの続きです。 引き続き瓦の葺き戻しです。 画像ではネタ材を粗盛りの途中なので瓦の中間ぐらいが練り土と 防水カラーモルタルの位置になっていますが 押え付けて高さ調整をすると、かなりはみ出ますので 最初の位置決めはこの程度が無難かと思い…

軒先改良工事1(越境の後退と納まり変更10)

前ページからの続きです。 板金工事のパラペット内部の谷板金を施工を終えました。 板金工事の外部の仕上を参考の為にアップします。 外壁面は白色系統のカラー板金で包み込みです。 ※このページでは画像の縦長比が極端なので スマホや携帯なと端末によって…

軒先改良工事1(越境の後退と納まり変更09)

前ページからの続きです。 作業は後半に入り、板金工事の谷トイを敷き込みます。 当然防水目的でルーフィングシートの下張は必須です。 どちらかと言えばルーフィング下地が本命で板金や屋根瓦は 養生又は保護であり一時的な水量を先に捌く役目かと思います…

軒先改良工事1(越境の後退と納まり変更08)

前ページからの続きです。 既存瓦の必要数がはっきりすれば不要瓦は邪魔なので 吊り降ろしをします。 程度が悪いヒビ割れ物は廃棄処分となります。 この瓦は昔に流行った静電塗装の和型瓦です。 自然に劣化する事が良く有ります。 例えば・・これは↓縦割れで…