防水関係
前ページからの続きです。 いよいよ、施工に掛かります。 その前に瓦葺きの屋根上作業では色々な現象がありますので、 すでに御存じかと思いますが少し余談として紹介してみます。 瓦葺き屋根の上で立つ時は図のように瓦の重ね代を踏むのが 割れにくいのは御…
前ページからの続きです。 屋根上の歩み板は仮設出来ましたので、 今度は転落防止用の手摺取付です。 隣地へ物や道具を落下させてはならないし 解体時の粉塵の飛散なども防止しなければなりません。 そして主な目的として高所作業者の転落防止の為です。 説…
前ページからの続きです。 いよいよ、現場への着手でまず、足場の仮設が必要です。 二階の屋根で隣地の境界ギリギリの条件は外から足場を建てて 軒先に達すれば、なにも言う事がありませんが、 そもそも越境しているので隣地に足場を建てる事もできません。 …
軒先が越境している場合の対処事例です。 境界ギリギリの建物は、あらゆる所で存在し、 時には大問題にもなります。 最近の建て方では、御隣様とも双方が 後退距離を、わきまえて建てる事が多いですが、 無理を知らずに境界いっぱいに建てる事があります。 …
前ページからの続きです。 水漏れの原因は屋上でのシート防水納まり不良からの 雨洩りだと判断しました。 しかし絶対とは言えません。 マンションの躯体外壁など各所のクラックなど 原因は他にも色々考えられます。 建物本体で元からの品質低下なのか?経年…
前ページからの続きです。 調査実費の請求が成立するか?否か?は曖昧ではなく、 その判断基準が無くてはなりません。 多能工・職に関わる立場で、まして自営や雇用でも責任ある立場なら、 この程度の原因調査の段階や所要時間では調査実費がどうの、 こうの…
四階建てマンションの三階に水漏れ事例です。 三階の各所に水漏れの兆候があり、 まずは居室の天井隅付近にカビと湿気跡。 その下に床面付近にも湿気跡。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 クローゼットの内部も外壁側の内側に湿気跡。 入居者…
前ページからの続きです。 外壁に取り付いた配線機器のボックス取付納まりには 色々なウィークポイントが有り、 特に屋根の軒先が無い雨晒しの位置は防水不良となります。 外壁に穴を明けて配線を貫通している部分にス リーブを入れ下向き勾配で水切れ対策を…
集合住宅の雨洩り事例です。 賃貸物件の二階部分で雨洩りによるカビ発生の対策。 入居者様が使用中の二階、押入に多量のカビが発生との事で調査。 押入れ中段から下の内壁と床部分が湿気を含み 黒いカビの浸み跡が、たくさん付いています。 合板材の応力は、…
横谷の納まりは雨洩りしやすくトラブルになり易い構造です。 天井裏の内側から見た横谷板金とドレン付近。 下図の三枚は編集加工で斜め端がカットされています。 内部は下地受け材が、まったく無いので谷板金の上に人が乗れば 陥没でアウト! 問題は外部の水…
前ページからの続きです。 折板ルーフ屋根の裏や天井裏は、こんな感じで 極、普通の木製野プチの下地。 最近は不燃目的で軽天下地の金属下地材が多いです。 しかし、うっかり上がると抜けます。 足場板で荷重は分散して乗るのが無難。 屋根裏の軒先はこんな…
前ページからの続きです。 二階の屋根裏で折板ルーフの垂れ下がり付近の 直下へ入る為には押入の改め口からは出入り不能なので ジプトンボードの天井を切り抜き開口へ着手。 当然の事ながら切り抜いた場所に梁や配管など障害物が あれば失敗なので事前に詳し…
前ページからの続きです。 いよいよ、根本的な対処に着手。 隠されていた部分を剥がして丹念に調査しました。 最初の雨洩りから何度も業者が入れ換わり手を付けたにも関わらず 未解決の原因は何処なのか?とても興味があります。 最初の業者が施した巾の広い…
前ページからの続きです。 解決していた、つもりが・・雨洩りの程度は多少減ったものの 少しづつは時折、漏れていたそうで 雨洩りのエキスパートと云われる防水工事専門業者さんに 依頼したとの経過を聞きました。 当方が2~3番目の業者として最初に依頼され…
同じく古い賃貸物件の雨洩り修理工事の難解事例。 軽量鉄骨構造の折板ルーフ板金葺き屋根の二階部分の 押入天井から雨洩りです。 この案件での対処は見立て不足にも関わらず当初は 解決したとの思い込みが有りましたが あてがハズレて事後の対処には苦労した…
前ページからの続きです。 いよいよ雨洩りの原因を確かめながら瓦剥がし解体の着手。 一番あやしい壁際のノシ積み付近を解体。 屋根土を剥がすと・・ やはり捨て谷板金も無く、壁際の防水シートの立ち上げも無く、 ラス地板の隙間も大きく開いています。 雨…
釉薬瓦の屋根瓦に上がり二階の外壁を見る必要が有った時に 予定外の応急処置が必要になった事例です。 別の位置に屋根上を歩行移動中に、ふと発見した 雨洩り直前の状況に遭遇しました。 屋根の形状は寄せ棟のスガリ谷の上部付近です。 二階の窓付近で室内か…
水漏れの心配が有るとの事で調査しましたが・・ 未解決になった事例です。 これは判断力・知識・・などの見立て不足で 失敗策の部類かも知れませんので参考にはなりません! 外部の通路で外壁の基礎に白い粉吹き状態が気になるとの事です。 コンクリートには…
前ページからの続きです。 ゴム防水シートを簡易な納まりで敷き込み張りした後は 防水シートの端を固定する為にモルタルで土手作りを再び施します。 手間を掛けるなら石などで縁積みすれば更に良くなりますが 今回は、しなくて良いとの事で省略。 見た目より…
前ページからの続きです。 モルタル土手の下地作りが終えたら二~三日養生期間を置き 型枠を外し再び溜まったゴミの掃除。 防水ゴムシートを施工する前には専用のフェルトを敷き詰めます。 なければ安物のカーペット下地でも可。 目的は防水ゴムシートをモル…
庭先へ人工的に作った池が徐々に水漏れし 水道で何度も追加補充して溜めても 2~3日すると枯れてしまい水道料金が、 おそろしいほど掛かり不経済などとの事でお悩みでした。 過去に何度も他業者に頼み防水モルタルの詰め込みで 補修をして貰ったらしいです…
前ページからの続きです。 下地処理からの続きで、いよいよ仕上塗り。 御客様が量販店で買ってこられた塗料材。 手順としてはネタを事前に撹拌する事は絶対に必要です。 中身は沈澱しており塊りなどでムラになっています。 粘度や色むらの違いが大きいので攪…
前ページからの続きです。 いよいよメンテナンスに取り掛かります。 控え線の固定は排水金物から引っ張っていたのは 大地震で重い太陽ヒーターが激しく動くと排水金物も引っ張られて 大きく動きシート防水が千切れる危険が有るので取りやめて 笠巻き板金の上…
前ページからの続きです。 現状調査はさらに続きます。 排水口の金物に控え線を固定している部分の 外壁側はどうなのか?調べてみると、こんな感じ。 むき出しの集水器↓には鳥の巣など異物が入りやすく 詰れば大量の雨水がオーバーフローのリスク有り。 でき…
前ページからの続きです。 太陽ヒーターの重量物による負荷をジャッキアップして ダメージがどの程度か?を確認します。 やはり、かなりの陥没でシート防水が影響を受けています。 この陥没部分だけにコーキングなどをしても 後の対策をしなければ意味があり…
陸屋根の防水層のメンテンス事例です。 現在は屋根からの雨洩りは無いですが 耐用年数が気になるとの事で対処。 まずは現況調査から全体を見ると普通の納まり。 シート防水は破れも無く表面の掃除など 簡単なメンテナンスで良さそうな気配ですが・・ しかし…