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仮設用具(アルミ折畳みハシゴの取り扱い要領)

外壁の高い所や屋根の上で状況を見たり色々な作業時には

アルミ折畳みハシゴはとても便利で必要度が高いです。

 

しかし取扱いを誤ると大変な惨事に至ることが十分に有り得ます。

 

扱い方を知らなくても偶然、事なきを得て無事に終える場合も

多いでしょうが何度も関わることになれば・・

いずれ何処かで重要な場面でトラブルに遭遇の可能性が有ります。

 

自分だけではなく他者がそんな危険な直前場面で有る時を

目のあたりにすれば、ある程度予測できる知識があれば

未然に災難を防ぐ事ができる事でしょう。

 

まず見た目に即、判断できる実例を掲げますので

多少でも参考になれば幸いです。

 

折畳みアルミハシゴの立てかける角度ですが何度も使用経験を積むと

使いづらさや効率の良さ、恐怖と安心を感じる度合いなどで

自然に取扱い要領は分かります。

ハシゴの取り扱い要点

立てかける角度が急過ぎると、まず昇り降りしにくいのと

重心範囲が狭く倒れやすいです。

 

取説では約75度と表示されていますが数字で覚えるよりは

実際に急に立てたり、極端に緩い角度で立て昇り降りを

してみれば数字云々よりも体感的にベスト角度が解ります。

 

物理的な形を目にしただけで許容範囲内か?逸脱しているか?

すぐ解ります。それが約75度付近だと後で数値が脳に

参考データーとして後付けで刻み込まれます。

 

ネジやボルトの締め付けトルクでの数値表示でも

似ています。

 

体感も得ていないと数値だけでは実施のリアルな

許容範囲での適合判断が出来ません。

 

敷地と建物の関係で、しかたなく急角度で使用したり

稀に垂直に固定して使用する場合も有ります。

 

ここでは標準条件で表してみます。

 

立てかけ角度が極端に緩くして下の端を固定せず上ると

ハシゴの足元がズレて滑り動きだして上部が外れて転落します。

 

この様を実際に体験した事の無い未経験者は知らずに、

やってしまうパターンは多いです。

 

事前に忠告してもアドバイスを謙虚に受け取らず不機嫌になり

嫌な命令に従うか?否か?と勘違いして本当の重要性に

気づかない安易に受け入れようとしない態度をとる人がいます。

 

ならば好きなように、そのまま使用し途中で

ステップの間隔が空き過ぎて足を踏み外しそうになったり

 

途中の真ん中付近ではアルミ製の為、大きくしなり

本人の体重次第では折畳みロック部品が破壊し折れたり

 

やっとの事で上部付近に辿り着いた頃に自分の体重で

ハシゴの足元も固定不良ならズレて逃げてしまい

上部の引っ掛かり長さが短い場合、簡単に外れて

ハシゴもろとも転落し運が良ければケガ程度。

 

運が悪ければ・・この世とはサヨウナラ・・

たかがハシゴの掛け方の違いだけで大惨事となり得ます。

 

時々、工事現場で実際に見かけたり私自身も関係者との間で

起きた事ですが裏表逆に使用している時が有ります。(^_^;)

?ハシゴの要領.JPG

近場に居て裏表を逆にして使用している時は注意すると・・

「解っている!ちょっとだけ使うだけだし」

「多少、裏向き使いしてもロックしているので簡単には折れない。」

などと素直に認めて修正しようとしないヘンコツな人も居ます。

 

簡単には折れないのは解っています。

 

正当な使い方ではなくても場合によっては

上りはじめ付近に障害物が有ればハシゴの裏側から

ぶら下り状態で登り上の方で表に乗り換える事も出来ます。

 

それよりも安全第一を素直に優先しない人とは

危険が付き物の現場で協合対処すると労災事故に巻込まれます。

 

適正な角度で立てかけて使用しても上部付近の

突き出した部分に不用意な力が加わると

ハシゴの足元が置いてある程度で引っ張り固定していなければ

思いがけない動きをしますので注意です。

?ハシゴの要領.JPG

軽いアルミハシゴを立てかけて他の用事をするために

目を離した僅かな時に突風などで倒れる時が実際には起こります。

 

7mほどの長い二連ハシゴでは特に、そうなりやすいです。

 

当然、ハシゴが倒れた時に近場に有る建物や

自動車などに当たれば・・弁償、損害賠償など

大変な責務を負う事になります。

 

現実にある出来事例では単独作業で屋根の上に到達した後に

突風や振動、仮止め不良などでハシゴがズレたり倒壊したら

下からの助けが無ければ降りられない事になります。

 

これに似たような体験をした人でなければ最低限の

安全確保が必要な意識度合いは異なるでしょう。

 

せめて、実体験を得た他者情報からでも自分の身に

置き換えて記憶に残る疑似体験だけでも有効です。

 

軽いアルミハシゴは立てかけたら、まず上部の仮止めだけでも

早めに固定したいものです。

 

なるべく簡単で信頼できる止め方が必要です。

 

できれば危険な上の方に登らず安全な下から遠隔操作で

トイ先、軒先付近をロックしたいのですが一部、そんな

特殊操作オプション金物が有りますが軒先の形状や

軒先の材質、納まりなどで完璧な物は見当たりません。

 

上の方で仮止めや本止め固定する場合の参考例として

軒先側ではなく破風板側、ケラバとも云われる場所は

屋根勾配で当たり場所が水平ではなく斜めになっているので

必然的に下がり方向へズレ動きやすいです。

 

やはり下手(シモテ)にクランプなど固定用具を一早く取付て

仮止めしたいです。

?ハシゴの要領.JPG

どこでも止められそうな場所はたくさん有りそうですが

・・実は限定されるのです。

 

結果的には、このような位置で唐草板金の垂れ下がり部分は

掴んでも頼りなさそうですが条件さえ合えば信頼性は高いです。

 

この現場では破風板が無いので仕方なく採用しました。

?ハシゴの要領.JPG

薄い板金に挟むだけなのでクランプ本体のグリップなどは

グラグラ動き頼りないですが適切な手順で施工してある納まりなら

負荷をかけても条件次第では十分な引張り応力が有ります。

?ハシゴの要領.JPG

説明図で表しても理解して頂けにくいとは思います。

 

薄い板金材でも唐草板金はタルキ材に釘かビス止め

されているので外れにくいです。

?の2説明図.jpg

その他の場所でも色々ありますが、下記の場所は掴みやすいですが

・・出幅が少なく不安です。

?ハシゴの要領.JPG

そして一番、誰しもやりそうな、こんな止め方は瞬間的な

仮止め以外は後で緩み外れやすいので危険です。

?ハシゴの要領.JPG

フックとして引っかかっているだけなので

キッチリと挟まれて圧着されてはいない状態です。

?ハシゴの要領.JPG

見えない所に先が入り込んでいるので大きな隙間が有るのが

見えにくいのでウッカリしやすいです。

 

先もキッチリ挟まれていれば締め付けネジ部分が

こんなに斜めにはなりません。

 

裏に当て板を挟んで隙間を無くせば真っすぐに起きて

黄色丸印部分に隙間が空けば信頼できます。

 

もっとしっかり、していそうな場所としては

屋根の本体で瓦棒の突起部分に頼りたいですが・・

?ハシゴの要領.JPG

しかし中に心材の木材が無く空間納まりが多く

あまり当てにならないので注意が必要です。

 

仮設工事に関する、こんな詳細内容は多種多様で

限りないので知識情報を得るには足場作業主任者などの

資格時に受ける講義や参考書には学習目的が違うので

見当たりません。

 

やはり仕事の知識ノウハウは現場でやっている人のを

見て盗めと昔から言われますが・・

 

それでは急ぐ間には合わないし成り行き任せでは

そんな機会に巡り合うのも困難かも知れないし

もはや、そんな場面で知りたい事を演じる人が

高齢化や引退で絶対数が減っているのが現状のようです。

 

そんな時は少しでもお役たちになる事が有れば幸いです。たらーっ

 

次はこの仮設足場で雨漏り調査で関連していた

天井の補修に繋げます。