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屋根補修1(剥がれやすいメンド部分01)

釉薬のスパニッシュ瓦葺きでの保守点検です。

二階屋根には二連ハシゴで、とどきますが、

倒壊、転落防止でハシゴ上部の固定が重要です。

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アルミハシゴの使用時で風のキツイ時は固定を怠ると

倒壊しやすく、とても危険です。

上部付近に効果の有る位置と方法で素早く仮止めして

倒壊を防ぐのが優先となります。

二連ハシゴの取り扱い技能は別の機会にアップしますが
リスク回避策が他にも、色々と基本パターンが、かなりあります。

屋根に上りスパニッシュ形の洋風瓦で地伏せ面はこんな感じです。

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S形の断面が高く平面が少なくて釉薬なので、とても滑りやすく

足元が不安定です。

各所にズレとか欠けや劣化など下から見ても、

ほとんど解らない痛みが随所に有ります。

寄棟の雀口またはメンドと呼ぶらしい場所に御決まりの

剥離やヒビ割れなど弱点が出ています。

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最上部の棟積み部分にも、やはり面戸部分は、お馴染みの
剥離、劣化、ひび割れ・・などが随所に出ています。

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昔は防水性の良いカラーモルタルが普及していなかった為に
シックイが一般的な納まりだったかも知れません。

シックイはヘタなモルタル仕上よりは耐久性が良い場合も

多く有りますが、やはりケースバイケースかと思います。

こんな剥がれ部分は、うかつに塗り重ね補修をしても

直ぐに剥離するので不安定な土の風化した部分を取り除いて
粘りと強度のある練り土を入れ直してから下地を作り。

 

日数を経てから上塗り補修が必要な時もあります。

本格的な修理なら・・作業足場など安全な仮設をしてから

積み替え補修する時もあります。

かなり日数や人数など費用は掛かります。

 

どの程度まで費用や人手を掛けるのか分からない時は

取り合えず暫定処置をしておきます。

応急の簡易処置としては表面をコーキング剤で塗り潰し

剥がれかけた表面を繋ぎ直して
簡易補修が無難で、調査に基づき屋根に上がった、ついでなので

何もしないよりはマシです。

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