まだ介護保険が普及する前の頃に
浴室への手摺取付事例です。
介護保険が一般的になってきた現在でもそうですが
高齢者が使用する浴室の手摺取付でも要介護の認定が
通る症状でないと保険適用には、ならず
自己負担となります。
介護認定を受けられて施工費用が九割節約でき
金銭的にメリットが有っても全額自己負担でも
介護症状が無い方が良いのでは?
・・とも思い価値観は人それぞれです。
この現場はステンレス浴槽の出入りに直接
ステンレスバーを付けてほしい、・・の御要望でした。
洗い場から浴槽の出入りに高さを変えて斜めに
タイル壁面に付けてほしい、・・と御希望でした。
御客様の御要望に応じて介護保険に関係なく
取り付けさせて頂きました。
今ではもっと細く短く握り易く凸凹のついたソフトな
感触の樹脂バーがありますが当時の手摺部材は
とても高く予算に合う通常タイプのステンレス生地で
樹脂カバー手摺を直付けしてこんな感じとなりました。
タイル壁面には当時もL字型タイプの手摺は有りましたので
お勧めしましたが、このような変則高さを
好まれたので傾斜して取付けました。
ステンレス素材に樹脂皮膜は当時も高価でしたが
今でもメーカー品と普及品では
それなりの価格差は依然とまだ有りますが
品質はあまり差が無くなりつつあります。
今ではアルミ素材で樹脂皮膜のタイプが安価で普及しています。
最近使用し始めましたが強度的には現時点では問題はありません。
しかし耐久性とアルミの酸化の腐食度合いがどの程度か?は
実用年数での経過をみて見なければまだ安心はできません。
素材の品質が云々よりも・・
取り付け方の信頼性度合いの方が重要だと思います。