玄関先の土間コンクリート付近の改善工事例です。
これも貴重な失敗例を含んでいますので、
ご参考になれば幸いです。
庭先に普通車が入りにくいので
入口を拡大したいとの事で着手しました。
車の運転が出来る御客様の御要望をそのまま、お聞きして
施工範囲の規模や位置は決定しました。
(※これが後で大失敗となる!)
邪魔になっていたと言われるブロック塀の一部も解体し、
古い土間コンクリートはクラックなどひび割れもあり、
区切りのよい所で一部は切断しハツリ取り下地処理に進めます。
古いスチールネットフェンスも邪魔になるらしい付近で切断。
支柱は活かし取りして位置を、ずらして再利用します。
元の長さより短くなるので切断部材は再利用できます。
外したフレームは、とりあえず仮止め状態で固定。
足元には植込みの花壇が有ったので撤去跡の土留は
既存の石を移動して簡易な移設で十分との事でモルタル固定。
道路際の縁石コンクリート付近は食い付きを良くする為に
地を荒らして掃除機で粉塵も吸い取り水洗いして下地処理を行います。
コンクリートを打設する時は、ある程度の厚みが必要な為に
深くハツリ、スキ取りもしたいのですが
ヘタに深くし過ぎると、この辺の地盤は液状化しやすい為、
ヤブヘビとなります。
やむなく古いコンクリートベースは残して
打ち足しが賢明かと判断しました。
打設コンクリートの厚さが均一では無いので
生コンの調達は薄塗りできず不利となります。
次のページで仕上げ工程に進みます。