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いよいよ露出部分の箱モノ下地の取付に進みます。
構造は、とてもシンプルで12㎜厚さの合板が主になります。
骨材となる下地木材は米松の45角材を芯材で組立。
側壁パネルとなる内側の合板を最初に既存柱の内面に
ビス止めで固定し箱本体を吊れる様にします。
それに芯材を組み込み袖壁パネルと正面パネルの
骨組などを組立ながら箱モノ創りを進めます。
この段階で電源配線や給水、給湯、排水など
配管設備の施工も同時進行します。
この規模で随時手順前後が必要な工程の時は
多能工リパートリーを持ち備えていれば、とても有利です。
そして壁内には一時撤去した断熱材を
有効に再利用して入れ込み。
外側の合板も張り終えて箱モノ本体の下地は完成です。
次に外壁用の防水シートを捨て張りします。
この頃は昔から使用されていたフェルト紙ですが
最近ではタイベックスなど防水性と通気性のある
透湿シートの新素材を使用します。
次には外壁用の窯業系サイディングを切断し
張る準備となります。
床下となる底面の配管状況はこんな感じですが
何れは隠れて見えなくなります。
露出部分や隠ぺい付近では凍結破損水漏れ防止の為に
保温カバーの処置は忘れない様にします。
底板は最後に不燃材を張る予定です。
次に続く。