簡単な剪定作業の事例です。
建築関係の施工をメインにしていますが
時々このような得意分野を逸脱しそうな作業に関わる事が
多く有ります。
最初はなるべく関わらないように敬遠していたのですが
工事絡みの都合で完全には切り離す事も出来ず建築工事に伴い
樹木の切断や移変など否が応でも関わる事になります。
そのうち、このような作業の中に潜んでいた面白さや
魅力を感じるようにもなりました。
建築材料も木材が主流な木造建築。
庭に植える樹木も生木である事以外には同じ木材種。
まったく別物でもありません。
むしろ樹木として名が通る椿やグミの樫やニレの木・・など
その他は手道具にも使われており
かなりの材種が建築工事伴う道具にも使用され、きっても切れない
関係があるようです。
※本題に戻ります。
いよいよ現場説明にかかります。
塀際のツバキが道路に出ている為、落ち葉の掃除が面倒との事で
簡易作業として依頼されました。
あくまでも雑務程度の内容で庭師の技能が必要な
本手作業ではありません。
本来は植木職人の分野ですが本手に頼むつもりは無いとの事で
簡単で良いので塀の内側のラインと高さを揃える程度で
切ってほしいとの御要望です。
庭師さんの知識や技能を密かに期待されても・・
それには応えられないので単に切りそろえるだけ程度ならと
引受ています。
いくら簡易内容でも、やはり最低限の足場が必要。
正面からの剪定作業前は、こんな感じです。
切り揃えは刈り込みハサミの手作業でも可能ですが、
やはりヘッジトリマーの工具を使用しバリカン作業が能率が良いです。
欠点は刃の切れ味が悪いと噛み千切ったように切り口が悪く
菌が入り病気になる事も有るらしいです。
目につく所は粗切りした後で刈り込みハサミによる仕上切りが必要。
内側はこんな感じで通路の中も不要な部分は切断。
切断クズも風で飛び散らない様に早めに袋詰め。
表側の完了後はこんな感じ。
ツバキだけの一部だけ作業でしたが手をかければ葉一枚や
枝の一本まで、どこでハサミを入れるか?
剪定は手間を掛ければ限がない、やはり知識も必要な
特殊な業種です。
次はイチジクの伐採などに移ります。