樹木関係の内容を、ついでに続けます。
さて、今度は別の現場でキンモクセイの枝落しの事例です。
着手前は道路際と隣地へ伸びた枝葉が大きく出ています。
この状況での対応はチェーンソーなど
電動工具の必要はなく容易な方です。
要点は高い所の作業に、どのような手段で
上がったり安全策はどの程度必要か?
切断方法は手ノコか刈込ハサミか?などです。
いずれも基本要領のコツを知れば容易です。
この程度の案件は自宅が現場なら、ぜひとも自力で対処か?
親戚・知人などで、このような困り事の場合は
関わってみる事に興味がありましたら入念な知識と準備の上で
トライしてみて下さい。
この枝ぶりは夏場は影になって涼しいですが
日差しが影になり過ぎて部屋は暗いとの事。
植木職人さんのように専門的な剪定では無く
単に短く切り落としのみを承諾の上で御引き受け。
バッサリと粗く切断した後は、こんな感じです。
こうなる前は、あまり切り過ぎても格好が付かないだろうと、
もっと浅く刈込途中で見て貰いました。
その時は着手前と最終の、この短い状態の中間ぐらいの刈込姿でした。
しかし、それでも残り過ぎなので、もっと短く深く
刈込して欲しいとの事で手直ししました。
深く切ると、もしかすると全部枯れてしまうかも知れませんよ
と確かめると・・枯れても良い。
また枝がすぐに伸びて又、部屋が暗くなるのが嫌!
・・との事で事前承諾、済み。
ほとんど刈り込みハサミでの作業のみで手ノコはごく一部のみでした。
取りあえず長いまま切り落した物を積載して粗積込すれば、
足元は片付き作業がしやすくなります。
しかし積込姿は、かさばり多量の容積となります。
長過ぎて盛り上がっていた枝は後で切断しなおしてから
押え込めば、かなり縮小されます。
積込した最後の廃棄物の量は、この程度で約100㎏相当です。
幹が無いので容積は多いですが軽量です。
樹木の粗剪定などは足場の条件次第で
色々な事が大きく異なりますが、やはり安全第一を優先。
機会をみて、それらの基本要領をアップ致します。
これで簡易な枝切り事例は終了します。