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防水工事4−1(陸屋根のシート防水)

陸屋根の防水層のメンテンス事例です。

現在は屋根からの雨洩りは無いですが

耐用年数が気になるとの事で対処。

まずは現況調査から全体を見ると普通の納まり。

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シート防水は破れも無く表面の掃除など

簡単なメンテナンスで良さそうな気配ですが・・

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しかし細部を観察すると色々と気になるヶ所があります。

まず目立つのは表面の保護塗装でもあるトップ仕上が

劣化しているので塗り替え時期の模様。

そして太陽ヒーターの重量物で防水シートが

重い負荷の影響を受けている様子。

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防水層を傷めない様に保護マットを敷いては居ますが

陥没の影響は受けている模様。

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シート防水の一部が不安定な色合いと歪みが見れます。

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シート防水層の下地はフェルトなどのクッション下地を施している為

フワフワと弾力性が有り集中荷重をかければ陥没する納まり。

その為、架台の下に防振ゴムを挟んでいるのですが小さ過ぎて

集中荷重になり陥没状態。

そして架台の控え線を固定している位置が

排水ドレン金物に仕込んでいます。

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台風や地震などでズレやアオリを防ぐために

控え線は必要ですが・・防水層にキズがつき破れる状態で危険。

 

一部分を細かく観察すると、すでに傷が見られます。

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このまま年数が経つと防水層は確実に破れますので

簡単でも対策しておいた方が賢明でした。

次に続く。