前ページからの続きです。
外壁は焼板の縦張り仕上になるのでドウブチ下地を
横向きに取り付けてから不燃板を捨て張り。
外回りの工程も進み外壁下地が続きます。
この辺りは工法が色々分かれる所です。
予算が増しても外壁を耐震的にアップするなら
構造合板の面材を直張りしてから
防水シートを張りドウブチの下地となります。
しかし予算と軽量化を御客様も承知で省いています。
この段階でも、まだ既存の掃き出しサッシは外さずに
移動はしません。
寸法だけハッキリ捉え納まりを決定して
他の部分を先行して進めます。
再利用予定の既存サッシを外した後の開口時間を、
なるべく少なくするのが狙いです。
しかし、納まりの読みが外れて知らずに手順前後で進めた結果
後でミス気づけば・・先に既存サッシを外し
移動してから進めれば良かったと後悔する
大失敗も有り得ますので注意です。
断熱材も入れて外壁周りを塞ぎながら内装下地にも
同時進行します。
天井の合板下地も先に張り内壁下地も上部は
優先、先行して、どんどん進めます。
天井下地は4㎜の合板ではなく9~12㎜の
プラスターボードでも良い処。
軽量化に拘らないのならクロス用下地の目的なら、
むしろボード下地が近年では常識かも知れません。
まだ外さない既存の掃き出しサッシは残したまま
手順前後になる部分が多くても進めます。
サッシには内障子が有る為に施工中も御客様の
プライバシーや防犯も守られて安心。
まだ床下地もせずに内装下地の上部を先行してしまうのは
見た目には不自然に映ります。
既存の掃き出しサッシを、なかなか外さない為に
手順前後が長く続く工程となります。
次に続く。