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本棚制作1−1(造り付け仕切り棚の例)

納戸の中に簡単な書棚を取付する事例です。

内壁面に直付けして最低限の組み方をします。

素材はパインの集成材で長尺板を巾落しするのが安上がり。

 

どの程度のサイズを作りたいなら、

どの程度の素材規格サイズが有るか調べて切断加工をした時に

ムダのない木取りパターンを綿密に予測して作れば

とても経済的で楽な加工となります。

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一般的な組み方は縦板に大入仕口で棚板を入れ込みする為に

加工するのと一部は簡単に突き付けてビス止めするのと、
棚受ダボ金具で受けて可動式にする仕様などが基本で

多く用いられますが、この現場例では棚板の巾が狭い為に

一番、簡素なビス止め仕様にしました。
 

いわゆる・・言葉使いは悪いかも知れませんが

・・イモ付け納まりとも呼ばれ

このように掘り込みなど手間を掛けず見かけだけ接続部が

くっいていれば良いだろう・・と

簡素化するのは色々な場面で実用されます。

 

悪く言う場合はイモ大工!と呼ばれ軽蔑されます。

※設計仕様ではホソ・入れ込みなのに手抜きで突き付けや

 手抜きなのに仕口が大きく空いたり汚い・・など下手を意味します。

 

良く言ったり善くとれば・・切り欠き過ぎて木を殺さずに

木を生かしている・・など

合理的でムダのない高評価と、される事も有ります。

 

しかし・・手を掛けたのに出来が悪くなる時もあります。(^_^;)

 

この現場では組んだ枠を内壁にL型金物で直止めする為に

箱物特有の背板は不要にしました。

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倒壊防止で内壁に直止めの簡単な組み方ですが箱物のように

すぐに移動できないのが弱点。

配置換えがほとんどなく定位置で固定される場合は、

この組み方が有利です。

 

次に続く