前ページからの続きです。
別の納戸で同じく簡単な仕切り棚の取付へと改造した事例です。
施工前は、こんな感じで既存の棚がありますが、
とても使いづらいとの事でした。
御引き受け前は御客様自身が収納したい
小物サイズに応じた棚の奥行き・高さ別と位置・・などは
何度も構想の上で具体的なスケッチと寸法表示の
プランをお持ちでした。
それら主要な条件が全体の70~80%は
御客様の希望が実現出来て他の30~20%は
仕口納まりや取付の難易度合いや予算範囲などの
条件にマッチする為の妥協内容、御提案で決定し着手。
下方に有る中段と天袋の吊り棚などは大きくても
無駄な空間が多かったので一部を撤去して今度は書棚目的で
細かい収納で無駄な空間を減らし
狭くなっていた通路を広める改造です。
天袋用吊り棚を撤去した跡は下図のように、こんな感じで
外し跡の傷は収納物で隠れるので簡易補修のみ。
当時は使用頻度の多かったペルポックや近年では主流の
パイン集成板を仕上げ材にしました。
必要な巾で木取りした後に現場の内壁や既存の棚などに
接続する簡易組み立て納まりで直取付。
小さな書籍をたくさん保管する目的の収納なので
奥行の狭い棚はこんな風になりました。
窓の上と天井の間はデッドスペースだったので書籍の高さや
大きさを判断して仕切り棚の直取付で改善。
御客様はものすごい数の書籍を御持ちで
とても喜んで居られました。
以上で直付けの簡易本棚取付事例は終了します。
途中の細かな納まりや手順などはパスしていますが
機会が有ればアップします。