住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

家具転倒防止1−1(見栄えの悪い納まり例)

耐震の為に補強する金物や突っ張り棒や

 

粘着シートなど様々な部品が販売されています。

今回は四種類ほどの事例を掲げて見ますが、すべてが

無理やり納まりで見栄えには問題が有りました。
 

まずは大型家具の転倒防止。

 

取付部品はL型金具やワイヤーなどが手ごろ。

問題は家具の配置付近に内壁の下地材で強度が信頼できる部分に

固定したいのです。

しかし最短距離で見えにくい位置に取付できて

倒壊防止できる条件は稀です。

下地への有効な固定位置が離れている場合はワイヤーが便利。

f:id:kubataasisuto:20210131155613p:plain
補強金具の取付位置は家具の上部が転倒防止には効きます。

しかし木製家具の構造によれば端の方に取り付け過ぎると

家具の部材が外れたり剥がれたりするので注意。

接続部品はワイヤー専用部品が各種有り目的に合わせて使用しました。

冷蔵庫などは取付ビスが困難なので本体の一部に

ワイヤーを絡め固定して繋げます。

f:id:kubataasisuto:20210131155639p:plain
並べている家具が有れば連結してツナギます。

取付位置は上部で奥の方なので正面の目線からは、

ほとんど見えません。

f:id:kubataasisuto:20210131155711p:plain
量販店に売られている既製品の天井への突っ張り棒は

上下の効果は有りますが

横方向への移動防止に効果は期待できません。

倒壊には上下震動の防止よりは
ワイヤや金物で横揺れ移動の防止策が有効です。

 

それでも天井への突っ張り対策はなにもしないよりは

有効ですが元々、天井は強度的には曖昧な納まりが多く、

どこでも強度に耐えれるとは限りません。

次に続く。