前ページからの続きです。
引き続き耐震に関する簡易対策として
置き物類の落下防止策の事例です。
家具の上に陳列している珍しい小物は鋳物製なので
落下すると怪我の恐れや破損したり危険です。
そして、とても価値ある、貴重な物らしく
御客様は大切にされています。
普段、自分だけの生活パターンからは、なかなか、
お目にかかれないし美術館でも行かない限り
見る事も、まして作業の過程で必然とはいえ、
こうして手で触れられる機会はめったに有りません。
ひとえに他人様と関わっているからこその賜物かと思います。
そんな大切な、お宝を固定したいけど目立たない様にするには
テグス糸が透明で強度も有り有効でした。
テグス糸の先には取り外しが容易にできる
ピンフックのような物で接続。
糸の長さは人の頭に当たらず床面まで届かない程度の
長さで固定しました。
とても素敵な置きモノなので違和感の無い落下防止としては、
めずらしく上手く行った納まり策になりました。
それでも完璧では無く、金属ワイヤーにするほどでも無く、
やはり、なにもしないよりは有効です。
これで小物の置物など転倒防止策のパターン例でしたが
見栄えが悪かった策が、色々と多かったです。
中には及第点範囲の策も少し見られた事例でしたが、これで終わります。
皆様方も、ぜひトライしてみて下さい。