和室の畳替えで新調した時の事例です。
畳は表替えだけのメンテナンスが頻度は高いですが
もっと節約の為に昔からあったメンテナンスでは
偶に有るのが[裏返し]工法。
畳表を取替え無くても現在の畳表が一回目なら
裏側の綺麗な方を表に向きを変えるだけの補修も有ります。
これは最初から上等の畳表を使用し、破れたり劣化せずに
裏は綺麗で表だけが色あせ程度ならば可能です。
施工費は表替えと比較すれば材料費の違いだけで
手間はあまり変わらずか割高の場合も有ります。
今回はペットが汚しているので
畳本体を、すべて取り替えを、ご希望です。
手順では古い畳をいきなり撤去して出来るまで、ほったらかしにはせずに、
まずは採寸だけ、してから制作します。
畳は部屋事に僅かな寸法誤差が有り、どの部屋の、どの畳も
何処の位置でも合う事はほとんど不可能ですが大昔の畳は貴重で
規格寸法が有り、どこへ持って行っても一定していたそうです。
近年の在来工法では広さの出来寸や厚みも、
それぞれ違うので採寸は重要。
敷き方も部屋の向きや床の間や出入り口の位置によって
組み方パターンが有るそうで組合せ例は、ほぼ定例化されているそうです。
畳裏の文字の書き方で位置が決められています。
畳の構造も多種多様で最近の物は断熱ボードを主体にして
軽量化され品質も安定しています。
昔のワラ床構造は非常に重くダニなど害虫の影響を受けやすい
難点が有りました。
不要になった古畳は産業廃棄物として特別扱いで
厳重に処分内容や方法が管理されます。
昔のワラ床畳は畑に放置していれば腐って肥やしにもなり、
燃やす事も可能でした。
現在では化学物質素材が多く含まれており
分別処分の規制が厳しいです。
建設重機の走行時には路面に下敷き養生にしたり
クッション材として別の使い捨ても可能ですが
うっかりバラバラにすれば、かえって処分はしにくくなり
畳の原型が有る方が最後の処分には取扱いが容易です。
この対処は施主が直接、家庭の粗大ごみとして
市の処分場へ直接、持ち込みすればコストは安くなりますが
枚数制限や色々な制限が有りますが少量は可能ですが
県や市などの地域別、行政内容など、により大きく異なります。
もちろん御客様との間に立ち、口利きの外注種目として
現場監理の役割で関わるのは常に有り得ます。
近年では大建に敷き畳として薄い規格品が有り
畳仕上の条件では規格サイズや厚みが、かなり変わって来ました。