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間仕切り改造1−2(和室の間仕切り壁抜きで洋室に模様替え)

前ページからの続きです。


和室の目スカシ天井板を剥がさずにボード下地を

直に重ね張りにするのは無理があります。

元々、目スカシ天井板の下地は簡単なので重いPB板を

直接ビス止めは広い部屋なら危険です。

同じ重ね張りでも野ブチ下地を組み。

 

吊り木は約約90cmピッチで屋根組材に吊り直し。

古い天井板は剥がすと埃がするので剥がさないでほしいとの

要望も有りましたが・・
ここまでするなら剥がしても良い気はします。

 

しかしマワリブチを残し野ブチの端廻りに
併用が出来るので剥がさずとも良い場合も有ります。

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吊り木も吊り直し、天井全体の吊り加減も微調整で修正しました。

石膏ボードの3尺×6尺で厚さ9㎜を乱継ぎ張りでビス止め。

 

継ぎ目はV目地。

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石膏ボードの規格は長手のコバは平とV目地、面取りの

二種が有りますが広い面積はV目地用の面取りがパテ処理の為には有利です。

 

長手方向は必要に応じて面取り加工します。

そして床仕上の施工よりも天井下地を先行するのが

色々な面で有利となります。

増改築の場合は手順を前後させる方が良い場合が多く有ります。

同時に内壁下地へと進めます。

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この現場も天井から先に進め壁面の下地も上部から作り

下部を後に残す変則手順。

メリットは余計な養生策を大幅に省けるのと
足場など仮設材が徐々に不要となり施工が容易になります。

但し古い畳下地が残っているので簡易な足場は

脚立の脚が踏み抜けリスクが有りますので注意。
 

内壁面は土壁なのでドウブチ材を柱面と合わせて沈めて

下地作りとなります。

これが簡単そうで様々な状況に左右されます。

柱面もけっして真っすぐではなく色々な変形や

出入り、曲がり、歪みなどが有ります。

全体の変形などが許容範囲であれば沈める下地とし、悪ければ
重ね打ちでパッキン調整などして浮かせ、

部屋の壁面位置は多少狭くなります。

部屋を少しでも広く仕上る為には柱面に合わせて

沈める内壁の下地作りとなります。

次に続く。