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間仕切り改造1−4(和室の間仕切り壁抜きで洋室に模様替え)

前ページからの続きです。


いよいよ木工事の下地段階として上部は先行し終わり

下部を残すのみ。

内壁面は下部の1/3程度は残したままで、

ここで手順が前後して床面に着手。

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畳を剥がして既存床組を利用して転ばし根太で

フロアーパネルの下地作り。

普通のタタミ厚が約55~60㎜の場合なら一例として、

この現場では転ばし根太は60×30を平置きで利用すれば

高さの納まりが調整しやすい。

深い所は薄ベニヤなどのパッキン挟み、下地床が

盛り上がり根太が厚過ぎる時は
電気カンナで裏の当たりを削り高さの調整をします。

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畳間の床下地は高低差に、かなりバラツキが有るのが常。

見た目には真っすぐに見えても不陸が多いのです。

フロアーパネル仕上なら転ばし根太の天場、高さ調整は

ギャップが1~3㎜以内の調整が必要。

3㎜以上の段差はフロアーパネル表面に激しい目違いや

後から各所で床鳴りのトラブルとなります。

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転ばし根太の方向も出来るだけ既存根太の方向とは

90度の交差組みが荷重分散には有利。

元々の畳下地での根太組ピッチは昔なら36~45㎝で

粗い間隔が多いです。

フロアーパネルの根太ピッチは標準で30.3㎝なので
同じ平行なら古根太に乗らずズレて下地板の上に外れるので

不安定となります。

元々の根太組が腐食も無く信頼できる場合が前提で

既存物が利用できるか否かは下調べが必要。

なお、転ばし根太材は杉が安価ですが床面などの耐久性では

米松など曲げ応力の高い素材が有利なので薄物根太材など

小径材の使用場所では材種の選定は大事です。

この現場では、これ以降の画像データーは未処理の為、

ここまでで終了となりますので悪しからず。