まったく余談で、別件ですが
内装の納まりで雑巾ズレと呼ばれるヒモプチ材が
必要か否か?の事例です。
内壁と床や内壁の下部でカウンターとの入り隅の見切りには
雑巾ズレなどヒモプチや巾木類が無ければスッキリします。
しかし実用向きでは無い結果が多く見られます。
例えば、飲食店の1人席のカウンターのこの部分。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
毎日の店舗掃除で雑巾掛けは必須。
当然、このように直ぐに汚れたり壁紙クロスなどの
下端が捲れて剥がれ千切れます。
雑巾が内壁に直接、当たるので最初から予測は出来るはず。
こんな事にならない為には、やはり雑巾ズレは必要です。
せっかく食事をしながら、くつろぐ目の前が、
こんな納まりでは幻滅となります。
古民家など古びた、やれ具合の劣化でも味わいが有り
良く見えるのと・・納まりが悪く汚いのは別です。
内壁が左官の塗り壁なら、さすがに見切りブチを
省く事は出来にくいですが
汚れ防止の壁紙仕上なら雑巾ズレなどの見切りブチを
パスする事はありますが、それでも下端は必要かも。
なんでも、かんでもシンプルさを求めると
実用に反するので必要とされている納まりの検討は重要です。
以上、余談ですが参考の為に掲げて見ました。