トイレの修理を兼ねた改造事例。
床に段差が付いた和洋兼用、水洗トイレを
腰掛け式に簡易仕様で改造。
まずは床と腰廻りがタイル仕上の埋め戻し床を
全面撤去した直後の画像からです。
すでに汚水配管の移変は終えています。
腰壁のタイルは生かし残しで段差部分のみ張り継ぎ補修なので
キズ付きしないように解体時には注意します。
この時に不用意な配慮のない壊し方をされたら
後がやりにくくなります。
汚水配管は接続位置を変更してツナギ直しですが
給水栓の位置は既存のまま残し密着タンクの裏になるので
多少、前寄りに便器は据付予定。
改造の要点は段差床跡の腰壁タイルの補修をどう納めるか?
が大きな分かれ道。
即日施工で直貼りか?
数日間の猶予が有るモルタル下地作りか?
又は別な仕上材で異種補修となるか?の3パターンが着手前の検討処。
この現場では簡易内容の合板下地で直貼りで即日補修の
当日に新品トイレを仮設で当日の使用可能を実施。
サブロク(108㎜角)寸法の半磁器タイルは在庫限定でのみしか
調達不能なので事前に補修枚数と調達確認が必要。
この頃は少数の枚数なら、まだ調達できていました。
上部の壁面は化粧合板に御客様が壁紙を自分で貼ったらしい跡が
見れますが剥がれかけています。
表面だけ剥がし古い化粧合板はそのまま残し
ビニールクロス貼り替えで決定これは翌日でも可能。
まずは床の根太組から着手。
要点は汚水管などの配管パイプには木材下地を密着させずに
クリアランス(隙間)を設ける必要が有ります。
合板の穴あけも同じく、くっ付けると木材と樹脂管の
摩擦音が発生しやすく後でギシギシと床鳴りの原因となります。
この対処は定番の、お決まり!お約束の現象です!
合板下地を張り腰壁の一部もタイル直貼りの深さとして
タイルと接着剤の厚みだけ控えて合板で下地作り。
これが結構大変で土壁やモルタル下地など既存の下地状況で
色々な工夫と要領が必要。
取りあえず足元廻りの下地が完成すれば落ち着きます。
次は内装仕上へと続く。