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トイレ修理3−2(和洋兼用便器→洋風腰掛けに改造)

前ページからの続きです。


床下地の次は腰壁タイルの補修貼りとCFシート張り仕上。

普通はタイル補修の後にCFシートの順ですが

リフォームでトイレの場合は手順前後も重要。

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特に、この段階では明らかにCFシートを先に貼るのが有利です。

養生の必要性が有るので、その意味では不利ですが

納まりの決着は断然、早くて容易。

他人任せの外注なら日程が合えばタイル貼り先行が常識ですが

自分で即日施工するなら逆手順が有利。
 

腰タイルの半磁器タイル補修も在庫物を利用できたので

合板下地に直接、接着貼りも多能工で実施。

在庫品、限定の為、色が合いませんが、これでも仕方なし。

メーカーによって色合いは違い製造販売の頃でも
同一メーカーの同じ品番でも生産ロットや経過時期によって

色は既存物との合致は困難でした。

同じ物でも貼る面や光の当たり加減で、

まったく違う色合いに変化します。

焼き物系素材のタイルの色合いイメージは微妙な物。
 

半磁器タイルの接着貼りはタイルの切断、切欠き加工、

貼る時や目地仕上げなど一見、とても難しそうですが

各所の要領を理論的と模擬練習で失敗例と

完成の違いを体感する事で可能です。

 

小さな基本ノウハウが必要ですが、それが

数多くタイル枚数によって反復の繰り返しとなります。

 

下部の補修を終えたら次に上壁のクロス貼り。

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下地がプリント化粧合板なので粘着系の壁紙なら貼れますが

水性系の糊は接着不良となるのでプラゾールなど

専用薬液を配合し速乾性にするか専用シーラー下塗りをするなど

下地処理が必要。

一番簡単で無難なのが使用済みのノコ刃を立てて

下地の表面を粗ケレンして喰い付きを良くするのも有効。

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接着効果の有る壁面状態なら直張りが可能ですが的確な判断が必要。

 

普通糊でも貼れて接着効果も許容範囲なら可能です。

粗目のペーパー当てが困難で劣化した不安定な表面層なら

手ノコの刃で粗掻き落としの下地処理は有効策です。

古い化粧合板なので継ぎ手や各所に剥離ハガレの

大きな浮きや欠損が有れば速乾タイプの木工ボンドで

下地補強すれば安定する事が多く有ります。

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パテよりも早く決まる場合も有り即効性には有効です。

これでクロス下地も完了。
 

この辺りの工程は・・タイルとクロスの二種ですが

規模が小さく施工範囲も狭く当日トイレ使用条件なども有り

スムーズな工程繋ぎが必要で途中でも手順前後を挟む場合は

特に多能工・職で発揮できる事例です。

 

いよいよクロスの仕上げ貼りへと続きます。