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軒先改良工事1(越境の後退と納まり変更07)

前ページからの続きです。


いよいよ軒先の改造の主な作業として大工と

板金工事に取り掛かります。

納まり予定は、この断面図のように改良します。

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目的は隣地に落下しない為の遮断壁として軒先に

パラペット立ち上がり壁を設けます。

その内側に平葺き板金でヤゲン形の横谷を設けます。

横谷は出来るだけ取付しないのが雨洩り防止では鉄則です。

しかしこの場合は隣地への落下防止策が優先されます。

パラペットの骨組は間柱材でビス止めの枠組みで取付ました。

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あまり高くすると強度的にも不安定で別な問題が起きるので

最低限の高さ、大きさとします。

そして構造合板で包み込みで板金下地としました。

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ヤゲン形の谷底作りは形状が要点です。

限られた広さと長さの中で最大限に水吐け効果のある

傾斜角度の勾配作り。

瓦の働き寸法で割りが良い納まり位置で板金サイズや

取付位置などを決定します。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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板金用の下地工事で特に注意しなければならないのは

釘やビスの頭が少しでも飛び出ていれば

板金の穴あき原因になるので

気をつけるように昔から言われています。

砂粒などでも挟まれていたら板金の上から踏まれると

穴が開きやすくなる事例が有ります。
 

作業時は昼間の休憩などで時間を空ける時でも・・もし、

にわか雨などに合うと室内に雨洩りしますので臨時のプルーシートで

簡単にでも養生してから現場を空けます。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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次に続きます。