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二階小規模 増築1−4

前ページからの続きです。


増築は各、現場に応じた条件別の手順が重要かと思います。

増改築工事の基本は常に雨仕舞いと戸締りを常に優先します。

一日の内で、いつ雨が降っても既存室内などに雨洩りさせては、
すべての価値観を損なう大きな悪影響を与えます。

そして一日の区切りや例え、その日の作業中でも関係の無い

各、部屋などへのプライバシーの確保と防犯対策などは

常に同時進行で配慮が必要です。

御客様の居住と工事が絡んでいる場合は特に気遣いが必要です。


まず、外壁と屋根の構造を先行して取付ます。

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今見ると、とても頼りなくダサイ丸太足場の仮設ですが

当時から以前は当たり前のように使われていました。

 

既存の外壁モルタルは粗剥がし、しますが

内壁などを解体するのは後廻しにします。

部屋の中も、しばらくはそのままにします。

外回りの雨仕舞いと防犯対策になる外壁が出来るまで
外回りの構造と下地作りを先に進めます。

この建物の強度を頼りにする所は既存の桁鼻と

新規の桁とを繋ぐ納まりです。

下図は編集加工で下の方がデーター途切れでカットされています。

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ただ単に突き付けて繋ぎ合せしますが、
その下に繋ぎ当て補強材を抱かす事で十分な直線性と

引っ張り強度が得られます。

下図の三枚は編集加工で斜め端がカットされています。

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柱の仕込みは既存の瓦棒板金葺きの一部で柱の入る部分を

切り抜き 既存の小屋組の天場へ短ホソ穴を上から掘り込み

仕口加工をして柱を立てます。

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後から柱と横架材への専用金物で引き抜き防止の

金物で固定します。

既存の瓦棒板金葺き屋根材は最後の方まで置いておきます。

外壁は合板下地の粗張りをしながら軒天も不燃ボードを張り

外部下地を進めます。

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次はベランダの改造として、やはり雨仕舞いの下地作りを

先行して進めます。