前ページからの続きです。
浴槽本体の据付が完了すれば、その廻りの下地固めをします。
これが見えない所での中間作業ですが、その詳しい手順と
画像は省きますが、かなり重要な部分でもあります。
画像データーを取り忘れているので
別の機会に紹介出来ればと思います。
その大きな違いを簡単な図でアップしておきます。
ざっとした手抜きでは隙間に残土やガラを直接埋め込み
表面上だけモルタル下地を作る場合があります。
とても簡単で早いですが、土留めが無いので後から徐々に崩れて
陥没したり最悪は崩れた残土などが浴槽下の排水口に流れ込み
徐々に詰る大きなトラブルになる恐れがあります。
土留め策としてはコンクリートブロックを積んだりケイカル不燃板などを
型枠替わりに入れっ放しにして外側にモルタルを打込みながら
残土を埋め戻すのが簡単で納まりが良いです。
理想的には浴槽本体との接触部分には劣化しにくいスポンジとか
防水テープなどのクッション材を挟み
モルタルやコンクト下地で包み込むのがベストかと思います。
既存タイルとの隙間はモルタルで埋め込み
大きな隙間は塞いでおきます。
出入り口アルミドアの下が不安定だったので壊し
モルタルで下地作りをしました。
この部分はアルミサッシ下枠にアルミ水切りを入れてからモルタル下地を
するほうが水の切れは良いのですが、この現場では省略して
タイルの突き付け納まりにしました。
この点が問題を残したと思います。
タイルはとても張りにくいですが水切りを
付けたような別な納まりがよかった気がします。(^_^;)
水切りが無い場合のトラブル事例が、かなり多いので
最近では、ほとんど外付け納まりサッシです。
当時では、水切り無しの事例の方が断然多く、
その重要性はまだ感じていませんでした。
次は内壁タイルに重ね張りへと進みます。