住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

雨洩り工事3(近年の和型スレート施工01)

そんなに古くは無い和型スレート瓦での雨洩り処置です。

雨洩りの為、最初は臨時補修をしましたが解決しない為に
二次工事へと進展し全面葺き替えになりました。
 

まず最初の出だしは二階の屋根から漏れていまして

外観はこんな感じです。↓

f:id:kubataasisuto:20210208190932p:plain
既存瓦は厚型スレートの和型で標準的な物。

普通は具体的な原因が表面上に見られる場合が多いです。

しかし、原因不明や・・調査不能の場合があります。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

f:id:kubataasisuto:20210208191000p:plain
特に棟積みの近くは地瓦が元の方まで剥がせないので

調査には限界があります。

剥がすとこんな感じで↓一見は普通の状態。

f:id:kubataasisuto:20210208191039p:plain
懸念されるのは瓦桟木が厚さ12㎜の合板を

引き割り製材した物を使用しています。

昔では一時的に流行りました。

 釘を打っても割れにくい利点があったからです。

問題は普通合板の使用は耐水不良で、

すぐボロボロになり強度が劣ります。

少し触ればこんな感じに↓バラバラになります。

f:id:kubataasisuto:20210208191134p:plain
大きな横揺れ地震が来れば瓦から止める釘止めが甘いと

瓦全体がズレ落ちる危険性があります。

雨洩りしている付近で既存の防水紙は劣化しているので

新しいルーフィング下地を敷き込み最初の段階では、

この程度で解決すればと思い暫定処置としました。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

f:id:kubataasisuto:20210208191200p:plain
これで解決出来れば良いですが不明なので

御客様も承知の上で結果待ちとなりました。

f:id:kubataasisuto:20210208191242p:plain
その後、少しはマシになったが、まだ時々

漏れる音が天井裏、するらしいとの事で次に進みます。