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雨洩り工事3(近年の和型スレート施工05)

前ページからの続きです。


愛知県産の信頼出来て普及価格になってきた

手ごろな釉薬瓦の葺き始めです。

防水下地も瓦桟木も、かなり良くなりました。

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この状態で雨が降っても洩らないほどの防水性が必要です。

この下地のままでは耐久性が悪く格好が悪いので
瓦で被せ養生するのが本来の屋根納まりかと思います。
 

地瓦の分散積みの仮置き状態はこんな感じです。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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施工中に地震でも来たり、体に触れてズレ落ちないのか?と

心配になりますので分散してバランスよく配置。

引っかかりが有り前方向には簡単にズレません。

他のやり方では瓦がズレ落ちない様に
横向きの裏向きで棟側にもたれ掛かる様な置き方も有ります。

屋根勾配が通常範囲なら、めったにズレ落ちません。

この流れ方向の置き方では長時間放置なら

地震ではズレ落ちる危険性があります。

しかし現実的には、葺き勝手と同じこの向きに置くのが

作業姿勢では無駄が無く効率が良いのでしょう。
 

作業途中で職人が昇降ハシゴで上がり降りしていますが・・

近年では、あってはならない光景!↓

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最近ではヘルメット着用は必須です。

 

忠告しても・・「自分の体だから自己責任で勝手でしょう?」

・・と拒否したり反論すれば現場出入り禁止・取引中止です。

髪が乱れるし、カッコ悪く、ダサいし、面倒くさいとか、

仕事がやりにくいとか・・の問題では無く
施主様や元請けに対しも売り手側の付加価値提供や

ポリシーなど大きな理由が伴います。

こんな場面では言われなくても自主的に保安態勢を示す方が

その人の付加価値が増します。

 

事が起きれば・・なによりも家族が泣くでしょうし。

 

それに・・自分自身を粗末に扱っています。

利害関係が有る無しに関係なく安全第一は必須理念かと思います。

 

と、言いながら徹底出来ない時が有るのも・・心当たりが・・(^_^;)
 

当然、当時は、おだやかに警告し理由は説明しましたが

今では次元の低い指摘と忠告ですが関係者、双方の意識によります。

次は棟巻などの最終段階へ進みます。