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愛知県産の信頼出来て普及価格になってきた
手ごろな釉薬瓦の葺き始めです。
防水下地も瓦桟木も、かなり良くなりました。
この状態で雨が降っても洩らないほどの防水性が必要です。
この下地のままでは耐久性が悪く格好が悪いので
瓦で被せ養生するのが本来の屋根納まりかと思います。
地瓦の分散積みの仮置き状態はこんな感じです。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
施工中に地震でも来たり、体に触れてズレ落ちないのか?と
心配になりますので分散してバランスよく配置。
引っかかりが有り前方向には簡単にズレません。
他のやり方では瓦がズレ落ちない様に
横向きの裏向きで棟側にもたれ掛かる様な置き方も有ります。
屋根勾配が通常範囲なら、めったにズレ落ちません。
この流れ方向の置き方では長時間放置なら
地震ではズレ落ちる危険性があります。
しかし現実的には、葺き勝手と同じこの向きに置くのが
作業姿勢では無駄が無く効率が良いのでしょう。
作業途中で職人が昇降ハシゴで上がり降りしていますが・・
近年では、あってはならない光景!↓
最近ではヘルメット着用は必須です。
忠告しても・・「自分の体だから自己責任で勝手でしょう?」
・・と拒否したり反論すれば現場出入り禁止・取引中止です。
髪が乱れるし、カッコ悪く、ダサいし、面倒くさいとか、
仕事がやりにくいとか・・の問題では無く
施主様や元請けに対しも売り手側の付加価値提供や
ポリシーなど大きな理由が伴います。
こんな場面では言われなくても自主的に保安態勢を示す方が
その人の付加価値が増します。
事が起きれば・・なによりも家族が泣くでしょうし。
それに・・自分自身を粗末に扱っています。
利害関係が有る無しに関係なく安全第一は必須理念かと思います。
と、言いながら徹底出来ない時が有るのも・・心当たりが・・(^_^;)
当然、当時は、おだやかに警告し理由は説明しましたが
今では次元の低い指摘と忠告ですが関係者、双方の意識によります。
次は棟巻などの最終段階へ進みます。