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次は取付段階へと進み
まずは下枠の取付ですが、これは柱の巾と同じサイズで
高さだけ納まりの良い厚みに加工した物で取り付け。
要点は通りを真っすぐにする事が必要で
特に通り高さは重要で建具の転びが影響する為。
そして柱との突き付け角度も注意が必要で
柱のツラは、ほとんどが様々な角度に変形しています。
突き付け状態が隠れる場合でも変形が激しい所は
合わす必要があります。
例えば、この場所では、↓切断角度が、こんなに変形。
化粧になる枠材は切り合わせしてから
オイルステインなどの塗装も先行。
後から塗るよりは明らかに楽で早く綺麗に塗れます。
次は上部の継ぎ足し下地を↓先行取付。
見えない所はもったいないので下地木材で良いです。
要点はサッシを取り付けた後に中央が垂れ下がりや
上り過ぎないように通りを調整。
古い建物は既存の柱や敷居や鴨居は色々な曲がり癖があります。
各所の仕上材や見えない継ぎ足し下地材も
サイズ合せは加工などで調整。
サッシ枠との隙間が2~10㎜以内でデコボコ変形が有るなら
継ぎ足し下地材を省き
部分的なパッキン調整の方が良いです。
側面の縦枠付近も隙間の大きさや曲がり度合いで
下地材の先行取付か?
パッキン調整か?を選択します。
縦枠や上枠の見える化粧枠は曲がり癖や変形が有る場合は
後から被せ気味に取り付けた方が納まりが良いです。
これは内部の化粧枠取付後。↓
下図は↓オイルステインで着色済みの化粧縦枠の取付後。
次は外部のダメ仕舞に移ります。