前ページからの続きです。
モルタル塗りの下地作りへと進みます。
メタルラス網を張る為のラス地板を取り付けは
塗り厚の深さに応じて厚みが異なります。
普通の納まりなら12㎜がベスト。
モルタルの塗り厚さが15㎜前後で想定の場合です。
これに防水紙を張りその上に防水テープを普通は張りますが、
ここではラス地板の裏側にコーキングを
ベタ塗りしているので省きます。
完璧にする場合はここで再度防水紙の周囲にコーキングか?
防水テープなどを貼ります。
メタルラス網をタッカースッテップルで固定。
この止め方が不十分だとモルタル壁が浮いたり
剥がれたりします。
強度を増す為にはメタルラスの上から力骨線と呼ばれる
ピアノ線のような引っ張り強度がある針金や焼き入れ加工を
していない細い番線の針金を又釘で打ち付け剥がれにくくします。
この現場ではしませんが大規模の壁面なら必要となります。
これは下部のアルミ水切りの納まりで普通。
上部は少し工夫して古い木製雨戸鴨居が露出してるので
アルミ水切りを正面に取付て小庇(コヒサシ)変わりで
雨仕舞い対策にしています。
次はいよいよ最終段階のモルタル塗りへと進みます。