前ページからの続きです。
台所の内壁クロスのみ張替が続きます。
流し台の付近はタイル張りや不燃材とか防水材の仕上が多く
クロス仕上げの領域は少し離れて施工されている場合が多いです。
古クロスの剥がし後はこんな感じ。↓
流し台の近くは重量物の家具が多く冷蔵庫や食器棚など
移動するには困難が伴います。
重量物の移動に関して注意するのは
床板の強度が有るか否か?で大きく変わります。
床板が陥没するようなフワフワ状態での重量物の臨時移動は
陥没、倒壊などアクシデントに繋がりますので移動するなら
12㎜の合板を床に重ねて養生し補強してから移動する必要があります。
そしてガラスや陶器の食器が収納された重量物の家具はヘタな所に
負荷を掛けると家具自体が部分的に壊れる事が有り注意が必要です。
意外と簡単なのが既存の床板さえしっかりしていれば家具の下に
2~4㎜のベニヤ板を家具の下、全体にバラバラに何枚か入れ込み、
片方から横に、ずらす事ができます。
浮かす時のテコを入れる位置は家具の側面の下場に対して
入れるのが安全で浮きやすい。
家具の下には最初から四隅に養生ベニヤを挟んだまま
置いて有る事が多くテコを差し込める隙間が有るパターンが多い。
いずれにしても別な養生ベニヤを挟まないと摩擦抵抗が減らないし
移動する時に既存床板へ大きな擦りキズが付いてしまい
別なトラブルとなります。
最近では家具スベールやローラー付きの移動用具で
陶器の食器が入ったままの重い食器棚もそのまま移動可能。
家具を少し移動してクロス張替後に戻して、この部分は完了。
重量家具は滑りやすい樹脂板を挟んだり鉄管のコロを利用すると、
見た目では困難そうな重い家具でも
簡単に移動する事が可能な場合も多いです。
次に続く。