前ページからの続きです。
台所の内壁クロスのみ張替の続きで最後となります。
これも同じ室内の一部で冷蔵庫や室内給湯器や配電盤がある部分です。
やはり古いクロスを剥がしパテ処理をした後はこんな感じ。
壁面の取り付け物は、出来る限り外すのですが、
外さない方が無難な物が給湯器や配電盤です。
中でも配電盤は幹線からの引き込み配線の接続付近は絶対に触らない事。
露出配線があれば固定のステップルを外し配線を浮かし、
なるべくクロスは突き付け切りせずに張り込みます。
埋め込みコンセントやスイッチも最低限、表の
プレートカバーは外して張り込みます。
チャイムの本体なども、なるべく外して張り込みますが、
電池式なら安全ですが100Ⅴの電源配線は埋め込みコンセントや
スイッチの本体を配線ごと触ったり脱、着するには、
接続不良による短絡、火災などの危険が大きいので
熟練知識と実務経験や資格が必要です。
給湯器など設備機器も多少の配管浮かせのつもりが
思わぬ接続不良で濾水したりのリスクがあります。
ガス系統に限っては、一切、配管系統は触る事はできませんが
唯一、配管を壁から穴を開けて貫通している部分の穴塞ぎの
化粧カバーは割合せ組になっている物が多く、これは慎重に
分解、外しなどしてクロスやタイルなどが張り込みできる場合は
脱、着してクロスを張り伸ばす方が納まりが綺麗に仕上がります。
電源コンセントやスイッチカバー、チャイム本体や配電盤の
カバーなどは脱、着する、ついでに
汚れは掃除してから戻す必要があります。
余分な作業になりますがクロス張替の場合は付帯設備を触れば
戻しと掃除はワンセットの作業感覚が必要となります。
外してクロス張りをしている間にバケツなどに水と洗剤を入れて
外した部品カバーを浸けて置くだけの事で済みます。
クロス張り後に備品や家財を戻して完成。
クロス張替の要点は取付物の脱、着 要領と、途中で張り継ぎに
1時間以上、放置する時は継ぎ合わせになる端を
5~6㎝ほど壁下地から浮かせて離しておく事が大事。
くっ付いてしまい時間が経ってから継ぎ合わせ部分を
切り合せすると 剥がすべき不要部分が取れなくなるからです。
再度張り継ぎする直前になってから再び浮かしたクロス材の裏に
糊を塗り水分で膨張した5分後頃に張り押えてから
次のクロス張りを重ねて張り続けます。
他にも色々と要領が必要な事は有りますが
別な機会でアップできるかと思います。
これで台所内壁のクロス張替の簡易例を終えます。