玄関ホールの床、張替の事例です。
床板だけがフワフワする良く有るパターンですが
広範囲なので一部だけ補修では解決しません。
タワミの度合いが激しい状況なら残して張り被せでは無理なので
剥がして張替えです。
古く痛んだ床板は湿気を含んだり腐食が多いので重ね張りしても
根太と新しい重ね張り床との間に不安定な腐食物を挟んだまま施工では、
いずれ空隙になり床鳴りしたり腐食が新しい床板に移る恐れも有ります。
重ね張りが出来ない、もっと大きな条件は高さが増す事で
各所の納まりが不利になる事。
この現場では玄関の上り框から飛び出すので新たな重ね張り用の
付け框を使用するのは可能ですが据付済みの下駄箱や
階段の蹴上高さが変わり上がり降りのピッチで違和感が有る場合や
間境(マザカイ)の敷居にチリ寸法が無くて飛びあがる場合などは
重ね張りできません。
この現場では既存床板に湿気の腐食が多かった為に張替と、します。
改良策としては根太の本数を増やし下地を補強しました。
次に続く。