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内装工事4−4(CFシート張替)

前ページからの続きです。


CFシートの張替が決定で、いきなり剥がし始めましたが、

ここは考え所でもありました。

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剥がさずに合板下地を重ね張りしてから

CFシートを張るのが良いか?事前の判断が必要。

既存床を踏んでフワフワ感が多ければ

補強の程度に応じた厚さの合板下地で重ね張りが有効。

但し敷居との納まりや流し台など設備の高さなど

各所の納まりが可能なら実施できます。
 

既存床を踏んでフワフワ感が多ければ古いCFシートを剥がす時に
弱い合板下地が剥離して下地が荒れる可能性も有りえます。

それなら重ね張りではなく、あてにならない古い下地合板も

剥がして下地から根本的に修理する必要があります。

そもそも既存床板がフワフワしている原因が床下の配管で

水漏れが有り湿気で腐食しているなら
床板を剥がして、もっと根本的な目的で濾水修理なども必要です。

こんな場合は床下収納庫が有れば床下点検が容易ですが

今回は無しなので推測だけで下地はオッケーと判断。

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見込の判断だけで古いCFシートを剥がす事にしましたが
接着が良好で浮いていたのはジョイントや

壁際の突き付け部分のみでした。

やはり水道ホースで水洗いした時の影響で浮いたり

収縮、硬化で酷い状態になっていました。

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壁際の浮きが大きかった付近はやはり水の侵入跡が

黒ずみのカビ残り状態で残っています。

しかし、このコーポは床材の合板を耐水タイプを使用の為か、

まだまだ強度はありました。


CFシートの剥がし残りが厚い所はスクレパーで削ぎ落し

なるべく凹凸は無くします。

新しいCFシートを張りジョイントはシームシーラ液で

溶融接着繋ぎで埋めます。

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その位置は硬化するまでに誤って踏んでしまう事があるので

念のために養生の目印テープが有効です。

以上で床CFシートの件は終了。

さらに別のメンテナンスへと続く。