手洗い器が低過ぎるので高さを上げてほしいとの
依頼に対応した事例です。
なぜ、こんなに低い位置に取り付けられたのかは不明。
色々な方が出入りされる共有場所なので手洗いなのに
足を洗ったりされるらしい。
さらに、水をホースで手洗い以外の目的外に
流用されるらしい。
なので水栓器具も定量ストップ式に取替え。
高さの変更は排水管と給水接続の長さが不足となるので
手洗い陶器本体の移動後、排水管のストレート管など
一部延長で取替えとなります。
一番の問題は手洗い陶器本体を上に移動する
取付部分の強度問題。
取付位置に壁下地が有るか?否か?で大きく変わります。
下地が有っても厚さが薄かったり巾が狭いと
取付ビスの効きが悪く応力不足で落下などで危険。
この現場では内壁材が薄い合板です。
理想の位置に下地材が無かった為に取付位置となる
見えない所で内壁下地を切り込み補強。
取付けた後はその壁面の切り込みキズ跡は
陶器本体の裏側なのでまったくキズが見えません。
排水管の下部は単なる差し込みでは無く上からの荷重に耐えらる
突き付け仕様に簡易改良。
排水管が多少は突っ張り抵抗の柱代わりとなり少しは
上からの荷重は有利になります。
最初の低過ぎる高さは、これで、かなり改善されました。