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トイレ修理5-4(古いタイプの腰掛け便器)

前ページからの続きです。


いよいよトイレ便器取替えと床修理に着手。

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まずは洗浄便座の生かし取り。

止水栓からの分岐継ぎ手は再利用の為、外す時も

金物の表面は傷付けない様に分解。

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とにかくキズが付かないように注意しながら外します。

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この頃はワンタッチ継ぎ手ですが

外れ止めのクリップ金具が有るので丁寧に外す。

次に洗浄便座本体の外しでは通常、右側面にプッシュボタンか

スライドボタンの突起があるので
押すかズラすかでロック解除が多い。

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普通便座や暖房便座は樹脂ボルトと簡単樹脂ナット固定ですが
洗浄便座のシートタイプはほとんどロックボタンの仕様。

 

外し方が解らないと、まったく無理です。

洗浄便座への給水ホース接続付近とドレン排水などが見える裏側。

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普段は見えにくい部分で汚れやすい場所。

給水側のグレードの高い洗浄なのでエアー入れと

ゴミ除けのストレナー部品など。

裏側は普段は見えにくいですが汚水の汚れが付着して、

とても汚れやすい所。

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洗浄便座本体を外して汚れが付着している裏側は便器を利用して

その場で清掃するのがベスト。

この時はだれしも嫌悪感を感じる作業ですが、

ここが勝負所とも言えます。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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業務に対する意識の持ち方や取り組み方針の違いで

色々な価値観が大きく左右します。

誰もが嫌がりそうな場面や領域では普通では見えない

感じられない大きな役割が存在します。
 

こんな嫌悪感のある仕事は高学歴の医療の現場業務に

関わって居られる方々を思い比較すれば、

いとも簡単に吹っ切れて嫌悪感を感じなくなります。
 

医者でさえ超高齢者など仮に好みで無いタイプの

患者さんに対してでも生身の人体で
排泄器官などの汚物を掻き出したり手袋をしていても

ダイレクトに手や指で接触して対処します。
 

ましてや人命のリスクに重大な責任を問われ

後から医療ミスで訴えらるかねないのを承知で挑みます。

それらの業務に比べれば生身の人体の関係でもないし。

建築物や住設機器などに付着した程度の汚れに関係する対処作業。
 

本当は工事関係者よりも使用していた御客様、本人が

一番、色々と気兼ねしたり恥ずかしい想いで依頼して

経過を見守るしか、なすすべが無い事情のはず。
 

それを嫌な顔をせず、堂々と綺麗に洗浄して差し上げる所に

付加価値、提供の意義が有ります。

社会には、そんな目に見えにくい作業分野がたくさん有りますので

堂々と誇りをもって挑みたいものです。

次に続く。