アルミカーポートとアルミテラスの間に
アルミストックヤードを取り付けて
隣地との境界を目隠しを兼ねて物置場にしたいとの御希望。
下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。
既存のアルミテラス屋根を見ても解るように境界ギリギリに
軒先が有るので大雨の雨だれや大雪の時は隣地へ
落雪が問題となりやすい納まりなのが気になる所です。
この納まり条件は隣近所とのトラブルに発展し折り合いが
つかない場合があるので事前に確認する必要が有ります。
慎重に納めるなら軒先トイの納まりになっている規格品ではなく、
内谷、納まりをオリジナルで創るのが無難の場合も有ります。
しかし予算的に大きく異なりオーバしますので、
なんとも言えない所。
御客様には、お隣との問題の可能性や他の納まりで
解決する案を説明の上で規格品のアルミストックヤードを
中間に取り付けする事が決定。
但し、御隣の敷地に入り波板の張り仕舞を、したりは
しないでほしいとの事。(色々な事情がありそうです。)
境界ブロック塀の所有権も大切な事前確認条件。
敷地の境界線を中心でブロック塀を折半、負担なら持ち分は半々。
その場合は屋根のトイ先がブロック塀の中心より
越境しやすいので特に注意。
規格品のアルミストックヤードは敷地の内側から
張り仕舞できる納まりになっています。
よって境界の外側(隣地側)から作業する必要は無し。
それでも軒先トイ納まりなので作業中は、もちろん
隣地に対して落下物などは気遣いが必要。
屋根の軒付けフレームは既存庇が有るので一部は干渉し
アルミ屋根の一部を切り欠き突き付け納まりとなりました。
規格品の為、高さが限定されるのでギリギリの
納まりとなりましたが
雨仕舞いは、なんとか施工できて仕上がりました。
実は、この上に二階の屋根、軒先があるので
雨の吹き込みなどは、しにくい場所。
収納目的と隣地からの目隠しには都合が良いですが
通風や採光には、ある程度の犠牲を伴います。
厳密に言えば・・
違法建築物と判定され除却対象になる可能性も有ります。
現実には、そんな事にはなりにくく、法律上の事だけです。
他には、いくらでも建築基準法違反の対象物はたくさん有ります。
厳密に言えば半分近くの戸数は、なにかに触れるのかも?