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雨洩り工事7-1(難解な内谷納まりの釉薬瓦)

とても、困難だった雨洩り修理事例です。

 

もちろん最初に新築した業者はアフターサービスや

責任範囲の対処を試みも未解決で、後は放置状態。

 

別な事で関わる機会が有り、暫定処置を試みながらの

調査、進展で良いならと引受けました。
 

様子見の期間も挟み解決までに年月を要し怪しげな納まりへの対処から

突き止めた原因まで長期対処でした。

そもそも建物の構造や納まりには根本的な問題を抱えていました。
 

まず室内の和室天井の廻りブチ付近に古くからの雨洩り跡が有ります。

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そして通路の天井隅付近にも長期的な雨洩り跡。

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新築で建てた業者には何度か手を尽くして貰ったらしいですが
解決不能との事で、御客様もあきらめ状態から、

失敗のが潜んでいる興味も有り当方が関わる事になりました。
 

屋根の外観は下の画像のように外壁立ち上がりの囲い込み、

内谷の納まりです。

 

パット見ても雨洩りリスクを、はらんだ納まりです。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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取りあえず外部の一階、屋根を調べると・・

外壁の立ち上がりで懸念される両方が内谷板金の納まり。

見るからに無理な納まり条件となり易い構造。

街中の密集地域で隣地との隙間が無い所なので、

仕方が無いかも知れません。

次に続く。