前ページからの続きです。
記事の順番が前後しましたが内壁下地作りの要領を少しアップします。
壁面の正面にはホーローキッチンパネルを張り付けますので下地ドウブチの位置は
下地板材の継ぎ手位置や上下の住設機器取付に関して必要なバック下地が必要です。
やはり転びと通り決めが重要となります。
入り隅の内角は限りなく90度に近い方が無難。
天井は吊り戸棚などが直付けの場合は水平や
通りとビス止めするなら強度も重要。
この現場は古い建物で造り付けの吊り棚が付いていましたが
直止め付近は 通りに歪みが有ったので既存ボートを
切り抜き下地材を入れ込み補強し通りも直しました。
奥に有るアルミジャバラ配管はレンジフード用のダクト。
天井裏や近辺に排気できるコースが無いので露出で横引き配管し
少し離れた位置に送ります。
当然吊り棚の中を不本意ながら収納物の邪魔になりにくい上部、
奥の方に露出で貫通予定。
キッチンパネルはホーロー鋼板の仕上材ですが
特別な施工要領が必要です。
切断は火花の出るデイスクサンダーは表面のガラス質が
変色するので厳禁。
色々試した結果ではジクソーにステンレス切断用の
ジクソー刃が無難。
切り口はヤスリでバリ落しをして防サビ剤を塗り
端部処理が絶対に必要です。
接着方法は他のキッチンパネルと同様。
裏面に超強力両面テープを張り専用接着剤を十分な厚みで塗布。
張るのは一発勝負でズレ直しの微調整は不可です。
張り付け後は上の画像のようにしばらくは圧着してから膨れが
気になる部分は仮押えを軽く突っ張り棒と押さえ木材で
通りラインを矯正する場合も有ります。
上部の準備が終えれば床の仕上として木目柄のCFシートが、
お好みだったので仕上張りをして本体据付の準備完了。
上の画像では給湯配管がされていませんが本体据付時に左側から
既存の給湯管から接続予定。
次に続く。