屋外、大看板のスポットライト照明のメンテナンス事例です。
電球は簡単に取替えられるので終われば念の為に屋根上の点検へ進みます。
屋根は大波型スレート葺きで一部FRP樹脂波板の仕様です。
屋根の状況調査では屋根材は少し劣化気味ですが
今回はオーナーに報告のみ。
いずれにしても波型スレート上の歩行はとても危険。
破損しやすく転落死亡事故は、あとを絶たない。
必ず母屋材下地の上に体重を掛けるか?踏み割れ突き抜け防止の為には
仮設の歩み板が必要。
スボットライトの管球を取り替えた後に露出配線付近を調べると
・・とても危険な状態発見。
看板用スポットライト照明用VVF線の接続付近が保護されておらず
剥き出しのまま。
一部の被覆が劣化して裸線が見えます。
近くには水切り板金が有り短絡ショート・漏電事故の可能性有り。
そして別な場所でも二本が裸で、これは短絡する直前で運よく
ギリギリでセーフの状態。
やはり保護チューブや樹脂管が必要です。
外部で屋根上なのに看板用ライトの後付け配線とは言え
なぜこんな雑な配線をしたのだろうか。
管球だけ取り替えて屋根上点検せずに終わりなら
未発見のままだった。
プロの看板取付業者でも誰かは電気工事士の資格は持っているはず。
しかし本手でも、こんな配線をしてしまうとは驚き。
取りあえず早急に絶縁処置をして危険は回避。
次は同じ建物で
防犯対策の簡易パネル取付へと続く。