ブレハブ建物で賃貸コーポーの床下調べです。
一階の床下が水漏れによる腐食の影響が有るか否か?の調査を
依頼されました。
畳の表替えの機会を利用して畳を引き上げ後の間を利用して
タタミ下地合板を剥がして開口。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
根太組は45角材を使用でピッチも普通です。
昔の借家造りではタタミ下地の根太ピッチは約45cm程度で
粗い事が多いです。
近年までは約36cmピッチが多かったですが
断熱材仕様の昨今では約30cmピッチが主流。
この現場は軽量鉄骨造のプレハブなので在来工法とは色々と異なります。
大引き材は縦長断面材の使用です。
在来工法の大引材は90~105角が標準ですが、この現場は
とても大きな断面で取付仕口も別物。
しかも床下の地盤への防湿、防蟻対策のシートは厚みがあり
非常に強い素材で素晴らしい施工をしています。
この点に関してはプレハブにしては素晴らしい納まりでした。
タタミ下地の範囲しか調査はしなかったですが
和室の床下は信頼できる状況でした。
調査結果を報告するとオーナー様は、とても安心されました。