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基礎の補強修理2-1(欠陥住宅と指摘される現象かも?)

木造二階建て一般住宅の基礎抱合せ補強の事例です。

コンクリート基礎は何処の家でも良く見れば有る程度の

亀裂は多少、出て来ます。
 

しかし、この現場では普通では、めったに見られない

横に大きな亀裂・剥離の破損が現れました。

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鉄筋が見える部分も有り見た目が非常に悪く

御客様も大変心配になるそうです。

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すぐさま建物が倒壊する事は無いのですが大きな地震がくれば、

さらに影響を受けます。

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基礎の表面はモルタルクシ引き仕上を塗ってあり表面塗りを剥がすと
基礎コンクリートの本体に横割れが繋がっています。

特に横筋の廻りが剥がれ浮いている所が多い。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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まずは、すでに剥離している部分はハツリ落し除去して実情を調査。

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基礎コンクリートで大切な横筋の被り厚さが少し少なかったか?

コンクリートのセメント比が少なくコンクリート強度が脆い

品質不足の原因だった事も見れます。
 

とにかく抱合せ補強が必要なので表面のモルタル、クシ引き仕上は

すべて剥がし落とし抱き合わせコンクリート
付着しやすいように地肌を粗し表面処理をします。

 

とにかくコンクリートの配合が悪く強度がないのは触れば解ります。

 

例えば指の爪で削れとれるような脆さです。

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剥がれた部分に、まずはモルタル塗り付けで臨時補修し

横に抱合せ補強する準備に進めます。

※しかし・・この方、かなり血管が浮き出てますけど・・

 大丈夫ですかね?(^_^;)

次に続く。