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いよいよ軸組の仕口作り。
カラー軽量鉄鋼材は錆び止め塗装済みなので手で触っても
油が付かず扱いやすい。
本来なら綺麗に切断して溶接などを含めてボルト接続が本筋ですが
簡易仕口を試す事にしました。
切断トイシで粗切りして叩き曲げで継ぎ手を製作。
仕口の数が2~3ヶ所ならば必要な事も稀に有りますし、
やっても良いかも知れません。
今回は効率も悪く仕上がりもパッとしない可能性が強く
素人仕口の仕上げになる事は承知のうえで、どの程度の大変さで
歩掛かりデーター入手の為に着手しました。
規模が少な過ぎず、多過ぎず、そこそこの数量なので
平均値も掴めると思いダサイ仕口ならどうなるか?試しました。
実際にやって見ればどの程度の工具の消耗度合いや精度の違いや
歩掛りを要するのか?
実態を知りたかった事も有り実施してみました。
切断トイシの消耗度合いは激しく小さな工具は能率が悪いですが
大き過ぎるとやりにくいのも有り作業そのものの労力は
効率の悪さを感じる体感とムダ度合いは
時間データー収集で明らかでした。
軽量鋼と言えども、鋼材は重いので鉄工所なら機械で吊りあげたり
据付機械で仕口加工すれば簡単でしょうが設備と専用機械設備が
不十分な作業は小型電動工具で時間を掛けて進める事は
・・とても能率が悪く無理があります。
ゴミ置き場程度の小さな規模だから試し作業に到りましたが、
やはり精度には、かなり粗さが目立ち御勧めは出来ない事が判明。
見栄えに対する手直し加工もかなり必要となりました。
仕口加工の後は仕上塗装も先行塗り。
建ててから塗るよりは明らかに効率が良いはず。
粗塗りだけでも、かなり有利となります。
基礎アンカーボルトの位置出しは大切な作業です。
地墨を打ってからミリ単位でボルトの位置を形取りして
鉄骨の穴あけに表示し取付位置の決定となります。
次に続く。