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増改築5-1(小規模の基礎例01)


古い建物を解体して簡易な増改築をしたい場合の大まかな事例です。

 

施工面積の規模は10㎡以内で建築確認申請が不要な程度で進める規模です。

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古くても、すでに有った建物を残しながら進める有効策があります。

 

基礎などは古い昔の基礎跡に被せたり補強しながら進めると

申請が必要な建築面積の省略が可能。

しかし建築確認申請が必要になる事もしばしば有りますので注意が必要。
 

 型枠などの仮設材は解体した廃材を利用するのがベストです。

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基礎の型枠で小規模工事は型枠も規格サイズの使い回しは出来ず、

ほとんど一回きりの使い捨て。

よって消耗材としては廃材利用がとても有効です。
 

 基礎工事の時に、なにかと絡むのが給水配管、排水配管の

設備関係は、いきなり絡んできます。

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増改築の場合は既存との絡みが多く後からの施工は

困難で効率の悪く、最初から手を付けるのが

基礎の掘方を兼ねられるので

無駄が無く合理的な場合が多いです。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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そんな事情で基礎工事の掘り方と同時に配管も移変したり

バイパスを先に埋め込んだりもします。

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異種の工程を兼ねると余計な掘り返しと埋め戻しの

無駄が無くなり予算的にも有利となります。

配管の排水系統は高さの限界など条件が厳しい為、

先行し優先するのが特に有利です。

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給水系統は上下の変化が可能なので排水系統の

都合を優先にしてコース変更します。

当時この現場では下水管の普及が無い地域なので

まだセメント会所枡を使用しましたが

最近では、ほとんどが樹脂材料に変わっています。
 

 そして排水管の径サイズや納まりも最近の下水地域は、

かなり制約が厳しくなっています。
 

 配管の移変や改良が終わり型枠組で基礎コンクリート打設の準備。

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型枠組と固定が終わり、いよいよ基礎に生コン打設へと進みます。

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道路側の古いブロック積は邪魔ですが残しておかないと

元の古い建物だった位置残しの為、必要です。


次に続く。