前ページからの続きです。
基礎の次は、大工工事として構造物に着手します。
この分野は現場の採寸・設計・墨付け・キザミ加工
・・など基本段階がありますが何れかの機会に
触れてみたいと思いますので、ここではパスします。
キザミ加工が終えれば建て方の前には柱など
汚れたら困る部材には紙巻きの養生が必要です。
昔からの要領例としては紙巻きは専用紙があります。
張り方は柱の見えない面の中心部分にフ糊を一筋塗って
専用紙を巻き付けます。
一枚で済まず、重ね張りする場合は雨水や粉塵が継ぎ目から入らない様に
水切りになる重ねとします。
糊が乾くまでの重ね積みはリン木を挟み
自然乾燥しやすい仮積みにして置きます。
紙巻き部分と張っていない部分は日差しに晒されると紫外線の影響で
色違いになるので、必要以上に天日には晒さない方が賢明です。
一旦、柱が日焼けすると後からは取れません。
続く。