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増改築5-1(構造02)

前ページからの続きです。

 

大工工事の中ではメインと言われる現場で建て方となります。

 

まずは土台敷きに着手。

 

土台の素材は米ツガの防腐処理材。

通称・・スケヤー?と呼ばれたかと思います。

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この時は、安全なので御客様に関わって貰う事も可能な所。

小さな普請でも我が家の関わりは楽しい事で
とても満足げな様子だったのが印象的でした。

規模の大小は問わず・・建て方など棟上げ(建込・建方)工程は

一種の御祭行事でも有り身内、親せき、近隣の人などが寄り集まり、

それぞれが関わり、手助けや参加を昔は楽しんでいました。

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建物は極小の店舗系なので表はパラペットのように壁面が

極端に立ち上がりの仕様。

 

下部はメインの開口部や窓でオープン気味なので構造的には、

やや不安定気味。

 

上部の構造は中心を方杖で拝み式の簡易トラス風で

上部の壁面で横ブレ防止の耐震対策を期待しました。

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合掌組のトラス構造なら下弦材は引っ張り応力の対応なので
上弦材よりも細くて良いのですが胴差し目的で胴付面の増加で

横揺れ防止の目的も有り、そこそこの背の高さ材で組み、

この状態でも梁行き方向の横揺れはほとんど防止できます。
 

しかし下部の開口部が大きいので完璧では無い構造。

僅かな袖壁に面材を張りパネル仕様にして少しでも

耐震策にしたい納まり例です。

 

屋根が板金仕上げで軽いので構造全体は、この程度の組み方で

問題は無いはずです。

次に続く。