土間モルタル下地の後は長尺シート張り仕上。
石目模様の店舗用CFシートで普通ランクの仕様。
切り合せの場合は継ぎ手の方向が長手過ぎると
ガラ合せのズレが大きくなります。
床の形状が細長なら短辺方向で切り継ぎが無難。
但し柄模様の通りラインは床の形状が細長なら長辺方向で
ラインを決めなければなりません。
短辺でジョイントするとジョイントヶ所が増えます。
長手方向でジョイントすれば一ヶ所で済んだとしても、
5m以上の長いジョイント合せは張り付け時に、
とてもやり難い長さとなります。
基本的には継ぎ手場所は少なくするのが当たり前ですが
長過ぎる場合は別な条件を考慮する必要有り。
切り合せの後に専用糊で接着。
普通は下地モルタルにクシ目ヘラで必要な厚みと
筋ピッチで塗り付け。
その後、直ぐにCFシートを張り押え付けてCFシートの裏側に
接着剤を付着させて剥がしオープンタイムで待ちます。
接着剤を指で触っても手に付かない程度に糊の表面が
ゴム状の膜が出来れば張り付けのタイミング。
しかしオープンタイムを挟むと張り合わせの時に
少しでもズレて接着するとズラしが効かないので注意が必要。
むしろオープンタイムを早めに終了しズレ直しが利く程度で
張り合わせが微調整しやすいです。
張り合わせ時には中心から四方八方へ
空気抜きしながら貼り均しが原則。
糊の付け過ぎは、ズレや溜まり膨れなどで、
ほとんど失敗となります。
これも土間のモルタル塗りと同じで、
この程度の広さも1㎡ほどの狭さもノウハウはほぼ同じ。
土間引き違いサッシの際はステンレスのへの字押え金物でビス止め。
この現場のように途中で独立基礎などが有れば出来るだけ
その位置でジョイントが有れば切り合せし易い事になります。
多少のズレが有っても全体の材料数や端の納まりに不具合が無ければ
独立基礎からジョイントのスタートとして割合せを決定するのも有力。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
床シートが完了すれば二次工事として内装の間仕切り取付で
次に続く。