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床板切断で床点検口取付の場合

床の表面がフワフワしていて修理したい時に

床下に潜れる所が無くて、入れても狭過ぎる場合の対処例です。

 

他の場所から中に入れない場合は表面を切断するしかないです。

 

しかし、後がやりやすい方法としては床点検口が有ります。

 

床下収納庫ではなくアルミ枠とフタ枠と回転取っ手金物が付いた物。

 

フタ板は付属されていないので別途用意する必要が有ります。

 

もし既存のフワフワした床を切り抜きした部分が使えるなら

フタに再利用する為に必要な配慮をして切断します。

 

床点検口のサイズは30.3㎝角・45.5角・60.6角の

3種サイズが市販されています。

 

まずは床板の働き寸法となる継ぎ目位置を狙って

開口場所を決定します。

 

この判断だけで後の展開や全体の対処結果を左右する

大切な勝負所です。

 

物事の関り内容の全体が100%とすれば、とても重要な所は

約20%の領域と言えるたとえです。

 

失敗しない為に経験者の指示を仰いだりアドバイスを得てから

着手するなら、この位置決定の段階が重要領域です。

 

位置が決まれば丸ノコなどで切込みを入れて手ノコと併用して

切断作業となります。

床点検口?.JPG

この作業は第二段階の重要部分となりますが当然、各所の作業中には

施工に関する基本ノウハウが必要です。

※現場で本番参加する前に習得しておくべき各種ノウハウを

活かす為に構成される単体ピースで最小単位の部品ノウハウが必要。

 

開口したら床下に頭を突っ込んで廻りの床下に補強が必要な所が有れば

枠を取付前は少しでも開口サイズが大きいのが作業は有利です。

 

しかし外枠を入れてなければ切断の端が折れたり傷む事が有るので注意。

 

古い傷んだ根太は新しい物に取り換えて補強し

次はアルミの外枠を入れて固定します。

 

この外枠周りに木材下地を適切な所に必要な止め方で下地枠を作りますが、

これも状況に応じたノウハウ(要領)が必要。

 

それでも、最初の位置決めが、やはり最重要の判断になる事は変わりません。

 

下図は30.3㎝角の使用例です。

 

切断開口してフワフワ部分に根太材を中間に補強した後。

床点検口?.JPG

一番小さな30.3㎝角サイズの物は既存の床板が

規格の30.3㎝サイズが多いので、その幅の位置で切断開口すれば

フタに利用する場合は1枚の巾で可能なので簡単です。

 

床に切り込む切断サイズとフタに使用する為の切断サイズは

異なりますので取説を見て注意しながら切断位置を決めましょう。

 

30.3㎝角サイズの短所は小さ過ぎて補強の根太が入れにくいのと

もちろん大人の体格では人も出入りできませんので

床下への補強作業は困難です。

 

そして材料価格も大きさの割には高過ぎます。

 

床下へ人の出入りが必要なら最低45.5角サイズか

60.6角サイズですが60.6角サイズでフタと外枠だけよりも・・

60.6角サイズの床下収納庫の方が出入りだけではなく

収納も可能なので、お勧めです。

 

枠やフタの取付要領は各サイズとほとんど同じです。

 

なお点検口には開け閉め用の回転取っ手が付属されていますが

収納庫のように常時開け閉めしないのなら

無理に取り付ける必要は無いです。

床点検口?.JPG

開け閉めはしにくいですがマイナスドライバーかヘラなどで

蓋と外枠の隙間に差し込んで必要な時には開けれます。

 

なおフタに使用する床厚さは15㎜なので既存床板は12㎜が多く

厚さが不足なので裏に3㎜前後の合板を重ね貼りして

裏当てする必要が有ります。

 

このフタ作りは簡単そうで切断のサイズやビスの止め方など

意外と難しく本手の大工さんでも、歪み、曲がりガタ付き

・・などとても苦労し失敗する時や

とてもヘタで粗雑な手荒い仕上げをしてしまい

後で手直しになる事も多いです。