床がフワフワしている場合で根太と根太の間だけなら、
床下から補強で解決が可能ですが
根太自体がフワフワ・・ユサユサ・・大揺れしている場合は
簡単に解決はしません。
構造材が腐食していない場合で隙間だけで
フワフワ・・ユサユサでしたら
床下に入れれば束の隙間をクサビで突っ張れば
直る場合が有ります。
しかし床下へも入れず明らかに床組全体が落ちそうな
腐食の影響で揺れているならば解体が必要かも?です。
あと、どのくらいの負荷を掛けると今すぐでも床が抜け落ちるか?
自然のままで今まで通りに使用を続ければ何ヶ月?何年?以内に
床が落ちるか?も予測できる場合が有ります。
浴室の出入り口、前の床は湿気の影響を受けやすく、
とても腐りやすいです。
とくに、このように浴室の出入り口で浴室側の床がタイルの仕上げは
水切りの納まりが悪い場合が多く、近辺の床や土台が腐りやすいです。
この現場でも土台と根太掛けで腐食が激しく床と壁面の際が
大きく口が空き沈下しています。
1㎝以上で隙間が空きっぱなしの場合は腐食が
かなり進んでいる現れです。
ここまでなる前に、もっと早めに補修すべきだったと思いますが
・・時すでに遅しで解体です。
床を剥がすと浴室廻りの土台は、かなり腐食しており、
簡単に掻き取れる所は剥がし除去します。
そして白蟻防除薬とクレオソートで防腐処置を施します。
その後に掻き取った後が大きく欠損している部分は
モルタル詰め込みで下地を作り補強します。
もちろんモルタル詰込み時に大きな空間は
セメントレンガを積みながらモルタル補修となります。
モルタルの厚塗りはダレてしまうので2~3回に時間差を利用した
塗り重ねか?急結剤を使用します。
モルタル詰込み補修も、ただ単に塗り付けではなく、
根太組木下地の乗せ掛に必要なモルタルの逃げ代が必要なので
木製下地がやり易く防水やモルタル補強で耐久効果が有る
納まりが必要です。
この辺りは大工工事と左官対応には納まりの適合加減が必要で
典型的な多能工・職のノウハウが必要となります。
一発仕上げの対処策なら床の補修は当日に完了し、夜までには
通行可能で生活使用には間に合います。
この現場では、この後は根太掛け2本取付と45㎜角の根太材取付や
12㎜合板下地ビス止めで仕上げはCFシート張りで終えています。
しかし、これ以降の展開では撮影忘れか?画像などは
行方不明ですので、これにて終了します。
出入り口のサッシ下枠は木製下地では防水上の耐久性が無いのと
腐食部分を除去した後に再び木製下地は土台も無くなり
切っ掛けが無くなればモルタル補修がベストとなります。
以上、途中までの画像ですが参考の為にアップしました。