駐車スペースを拡張したい為の既存スチール物置の移動例です。
最初は、こんな感じで植木も色々有り引き抜いて駐車場にする予定です。
奥のスチール物置が60~70㎝ぐらい奥に動かせれば
スペースが、かなり有利になります。
このように↓スペースが有りますので物置の中身が有るままで
左の境界塀まで移動します。
古いスチール物置は再使用する為の解体は固定ビス、ナット類が
錆びて固着の為に、ほとんど困難です。
分解して再組立するコストは、たぶんビックリするほどの費用なので、
そのまま移動できれば儲けもの。
移動スペースは約60~70㎝ほどです。
移動した先には所定の位置と高さで先にブロックを平置きにして
乗せる基礎を設置しておきます。
移動には単管足場パイプなどを奥まで届く2mほどの長さの物を
コロにする為に差し込みます。
物置は最初から湿気防止の為に地盤からは、ほとんど浮いて
差込代が有るので容易です。
地盤にはバタ板などを敷きこみ高さの違いはカイ木で調整し鉄パイプの
コロを少しずつ回転させます。
物置、本体の土台部分にキズ防止の当て板をして植木の幹の下の方に
ジャッキを横向きにして押せば簡単に動きます。
・・が、図の右側下の方に当て板が少し写っていますが
ジャッキ本体は写ってはいません。
最初の座り位置から少しでも動いたらコロパイプが回転しやすく
物が入ったままの物置本体は一人で押しても簡単に動きました。
ほぼ所定の位置に無事、移動が完了。
曳き家工事と言うのが有り二階建て建物を丸ごと移動したり
向きを変えたりが可能なので、この程度の移動は、
そんな大掛かりな工事に比べれば・・問題にならないでしょうね。
こんな作業は、とても地味で地べたに這いつくばってする作業なので
小綺麗な作業ではありませんが・・
普通は無理かなぁ~・・と想う事が色々と工夫して現実に解決し
想いが実現すれば御客様も満足し
関わる方としてもアナログ的な不思議な魅力と、
なぜか?遣り甲斐を感じる作業です。
上手く行ったときは面白いですよ。
機会が有りましたら、ぜひ、お試し下さい。
次は、もっと長い距離を移動し向きも変えて、しかも
下水のマンホールが有る上に移動なので点検口も必要な
大掛かりな移動の別な現場例を次のページで続けます。