住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

ブロック塀の積み替え03化粧ブロックの積込み

最終工程となり化粧ブロックの積込み参考例です。

 

材料の臨時置き場や作業スペースが有るか否か?で

作業効率は大きく異なります。

 

この現場では、かなり、やり易い条件です。

化粧ブロック01納品状態例.JPG

まずは一段目の積み始めです。

 

化粧ブロックの配置、割付は最初から平面計画されていなければ

後々の手順に影響が有ります。

 

積込み前には鉄筋を通過させる所は切断加工を先に済ませます。

 

ダイヤモンドカッターで荒切すれば軽く叩くだけで

欠き込み加工ができます。

化粧ブロック02鉄筋用切り込み加工?.JPG

勝手口の片開き門扉のアルミ支柱は最初から有るので

当たり部分は巾広く欠き込み加工が必要。

化粧ブロック02鉄筋用切り込み加工?.JPG

アルミ門扉の埋込ヒンジの部分も最初に穴あけ加工をします。

 

ここは、後から加工すると、大変な手間になるので先行します。

化粧ブロック02鉄筋用切り込み加工?.JPG

ヒンジの高さや向きの角度は門扉の取付後に必要な寸法や

逃げ代などを見込んで加工。

 

入れ込む予定のヒンジ金物は仮に入れて見て、

ゆとりが有るか否か?確認も必要。

化粧ブロック03門扉のヒンジ用切り込み加工.JPG

最初の加工には時間が掛りますが後は

スムーズに積込みが可能となります。

 

この一段目は20%の重要部分で後の80%や

全体の出来を左右するとも言えます。

化粧ブロック04コーナー付近と横筋.JPG

横、鉄筋の納まりには効果的な位置やモルタルの被り代など

色々な配慮が必要。

 

面倒ですが、とても面白い処でも有ります。

化粧ブロック04一段目カギ型.JPG

門柱廻りは仕上りが、特に目に付きやすい場所なので気を配ります。

化粧ブロック04一段目カギ型?.JPG

門扉の埋込ヒンジは仮に入れておき後から決めます。

 

充填モルタルで固まると修正出来ないので

詰まらないように空かす工夫が必要。

化粧ブロック04一段目カギ型?.JPG

鉄筋と金物が干渉するので最後に納まるか否か?は、

この段階で判断しヒンジの埋込代や角度に問題が有りそうなら

加工の、し直しが必要で特に注意します。

化粧ブロック04一段目の門扉ヒンジ付近.JPG

金物が関係しない所は距離は長くても簡単です。

 

長い所の問題は直線性と転び修正や目地間隔の遊び代の確認など。

化粧ブロック04一段目積み?.JPG

内側には樹木が有りますが、この程度なら、

ほとんど影響は有りません。

化粧ブロック04一段目全景.JPG

一段目の鉄筋と充填モルタルの詰込みが、ほぼ終えたら一安心。

 

二段目からは、とても簡単になります。


高さも、積みやすい位置になるので作業自体が楽になります。

化粧ブロック05二段目積み?.JPG

三段目も同じく容易です。

 

この程度の長さで数量が有ればモルタルの時間待ちペースが

丁度良い条件です。

 

端まで行くと次の段に進められる枚数です。

 

しかし、一人の場合は良いですが2~3人で積むとなれば

時間待ちがロスになります。

化粧ブロック06三段目のきっかけ積み.JPG

長い距離の部分が終えたら別の場所に移り、

なるべく時間待ちの効果を利用します。

 

同じ場所で高さを早く積み過ぎるのは

モルタルが不安定でグラツキ、とても危険です。

 

このモルタル素材が時間経過で常に変化するのを

人間が合わせられるか否か?の面白い処。

 

これらは体感でノウハウを取得するしかありません。

 

「習うより慣れろ!」と云われる通りかと思います。

化粧ブロック06三段目のきっかけ積み?.JPG

途中では常に縦筋の曲がりには気を付けます。

 

積み上げブロックが途中で影響しないような

無理な曲がりは修正が必要。

 

鉄筋の曲がりには遊び代が必要で早めに目視で事前確認します。

化粧ブロック06三段目の中間積み前の縦筋の曲がり修正の目測判断.JPG

特に縦筋と横筋の交差部分はモルタルの被り代が少なく

ブロックの穴も限界が有ります。

 

四本目の縦筋は横筋に当たり異常に内側に曲がっていますので

次の積込みには影響が出ます。

 

早めに下の既に積んである部分が動かないように曲がった縦筋を

修正する必要が有ります。

 

翌日に積むなら無理して今は曲げない方が、下の為には無難。

 

今日積むなら今すぐ修正が必要。

 

下に影響しない曲げ戻し要領が必要で、

曲げ工具を二本使用すれば可能です。

 

ページが長くなり過ぎますので次に続けます。